サイバーリンク株式会社は9月22日、同社が提供するAI顔認証エンジン「FaceMe」の機能を強化したと発表した。

「FaceMe」は、ディープニューラルネットワークAI技術を使用しており、高速な認識速度(0.2秒以下)と高い認識精度(本人識別率99.7%)のリアルタイムAI顔認識エンジン。歩行中の人を認証する「ウォークスルー認証」が可能だという。

「FaceMe」の新機能について

マスク着用時の年齢、性別推定精度の向上


マスク着用時の年齢は±10歳から±5.76歳に、性別は88.90%から91.68%に、推定精度が向上した(マスクなしの場合は、年齢±3.69歳、性別98.02%)。

NVIDIA TensorRT 8.2.5、CUDA 11.4のサポート

NVIDIA GPU使用時、FaceMeはNVIDIA TensorRT、およびCUDAライブラリを使用する。今回のアップデートではNVIDIA TensorRT 8.2.5、CUDA 11.4をサポートし、AIの推論時間とAIモデルキャッシュの生成時間を高速化した。

アクティブFR機能の追加


うなずき動作の検出アルゴリズムを搭載し、うなずいた場合にのみ顔認証を実施。一度に1人の顔を確認し、その顔が中央のエリア内にある場合のみ認識する。実装例は、FaceMeのデモシステムから確認できる。

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