AI食事管理アプリ「あすけん」の開発・運営を行う株式会社askenは9月20日、株式会社ウェルナスが開発を進める個別栄養最適食(AI食)サービス「NEWTRISH(ニュートリッシュ)」の実証実験を、「あすけん」のユーザーを対象に9月19日より開始したことを発表した。期間は12月11日まで(予定)。本実証実験は、農林水産省が公募した令和3年度補正予算「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうちフードテックを活用した新しいビジネスモデル実証に対する支援事業」にウェルナスが採択されたもの。
AI食事管理アプリ「あすけん」とは
AI食事管理アプリ「あすけん」は10万以上のメニューからの食事登録、写真やバーコードを撮るだけでメニュー登録ができるアプリ。その日に食べた食事のカロリーと各種栄養素、14項目の過不足がグラフで瞬時に表示される。AI栄養士からのアドバイスにより食生活の改善につながる。国内会員数は累計750万人を超える。
個別栄養最適食(AI食)サービス「NEWTRISH」とは
「NEWTRISH」は2023年の商用化に向けて実証実験が進められているスマホアプリ。ユーザーの体重・血圧・筋肉量などの生体データと食事に含まれる栄養素データを日々記録し、そのデータをもとにウェルナス独自の解析アルゴリズムを用いた「AI 食」技術(特許第7090232号、国際特許出願済み)で解析する。その解析をもとに、個別の最適化された「AI食」の情報を献立レベルまで提案するという。
実証実験の背景
askenとウェルナスは、双方のサービスの拡大および発展に向け、2021年11月から連携を開始、2022年5月からさまざまな施策を進めていた。両社のアプリはテーマやコンセプトの親和性が高い。「NEWTRISH」の「AI食」の提案という新たな価値をユーザーに提供し、今回の実証実験により、商用化に向けた開発を加速するという。
実証実験の概要
- 期間: 3か月間(2022年9月19日~12月11日の予定)
- 対象: 「あすけん」ユーザーのうち体重改善を希望する100名
- 目的: ユーザー負担のないAI食摂取による体重改善の検証
- 内容:参加者は、開始から3週間、毎日、3食の記録を「あすけん」内で行う。「あすけん」に入力されたデータは「NEWTRISH」に同期され、スタッフが個人の体重に影響する関与因子(栄養素)を解析。解析にもとづき、最適化したAI食メニューが参加者ごとに提案される。参加者は一定期間、負担のない頻度で、提案されたAI食を自身で調理・摂取し、毎日のAI食の摂取状況と体重の記録および日次報告を行う。期間終了時に、体重改善効果を検証。
- 評価: サービス改良・最適化のためのAI食摂取頻度と体重改善効果
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