学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「タイムパフォーマンス(タイパ)」に関する調査を実施し、結果を公表した。

(1)普段の生活の中で「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識している学生が6割を超える

普段の生活の中で「タイムパフォーマンス(タイパ)」や効率を意識するか?という質問に対し、「意識する」と回答した学生は23.0%に上った。

また、「どちらかと言えば意識する」39.7%を合わせると、6割以上の学生が「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識している結果に。

「やりたいことが、たくさんある」「限られた時間のなかで、効率よく大学生活やプライベートを充実させたい」「オンライン授業など、得られる情報が同じであれば、少しでも短い時間で情報を得たい」などの声が寄せられた。

普段の生活の中で「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識しているか

(2)就職活動準備においても「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識する学生が55.7%

就職活動準備の中で、「タイムパフォーマンス(タイパ)」や効率を、「意識する」「どちらかと言えば意識する」と回答した学生は、55.7%となった。

半数以上の学生が就職活動準備においても、「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識していることがわかり、具体的に意識していることでは、「アプリの有効活用」の他、「一度に複数の企業の話を聞けるイベントを活用する」「より質の高い情報を得るために、自分の目で確かめることを大切にしている」などリアルを重視する声も寄せられた。

「イベントは、話を聞きたい企業が3社以上出展していたら参加する」「話を聞くだけのセミナーは参加せず、仕事体験ができるインターンシップを選んで参加するようにしている」といった声も上がっており、「かかる時間の長さ」よりも、「かけた時間に見合う情報や成果を得られるか」が重視されていることがうかがえる。

就職活動準備においても「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識するか

(3)半数以上が、インターンシップやセミナーで「タイムパフォーマンス(タイパ)」が悪いと感じたことがあると回答

インターンシップやセミナー参加において、「タイムパフォーマンス(タイパ)」が悪いと「感じたことがある」と回答した学生が20.3%に上る結果となった。

「やや感じたことがある」33.1%を合わせると、半数以上の学生が「タイムパフォーマンス(タイパ)」が悪いと感じる経験をしていることがわかる。

「参加したセミナーが、企業ホームページに書いてあることと同じだと、時間を無駄にしてしまったと感じる」「資料を読み上げるだけのセミナーは、残念に感じてしまう」「自己紹介で長く話過ぎてしまい、他の参加者の時間を無駄にしてしまったと反省したことがある」などの声が寄せられたとのことだ。。

インターンシップやセミナー参加において、「タイムパフォーマンス(タイパ)」が悪いと感じたことがあるか

■調査概要
調査期間:2022年9月22日~9月28日
調査機関:学情
調査対象:「あさがくナビ2024(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
有効回答数:239件
調査方法:Web上でのアンケート調査

<参考>
株式会社学情『2024年卒学生の就職意識調査(タイムパフォーマンス(タイパ))2022年10月版