Metaは、10月5日(米国時間)、Facebookフィードをカスタマイズし、利用者に最も関連のあるコンテンツに出会えるようになる新機能を発表した。
投稿で「表示を増やす」または「表示を減らす」を選択しFacebookフィードをカスタマイズすることで、利用者が見たいコンテンツの表示を増やし、そうではないコンテンツの表示を減らすことができるという。
また、フィード上で表示されるつながりのある友達や家族、グループ、ページ、著名人からのコンテンツの表示量を利用者自身が管理し、コンテンツを自身の興味関心に沿ったものにする方法も引き続き検討しているとのことだ。
Facebookの最大の特徴は、利用者が自己表現し、人々やコミュニティとつながることを支えるプラットフォームであるということ。最近では、新しいレシピや地域でのハイキングといった、自分に関連のある公開コンテンツを通じて利用者同士がつながるケースがますます増えているという。
そこでFacebookは、友達やグループ、ページの近況だけでなく、利用者が知らないクリエイターやコミュニティの投稿をおすすめとして表示し、利用者が楽しんだり、話の種にしたりできるようにしているとのことだ。
フィードで表示されるコンテンツは、機械学習によってそれぞれの利用者の興味・関心に合わせてパーソナライズされているという。
本日発表する機能により、Facebook上でつながっている人や参加しているコミュニティの投稿、およびFacebookがあなたにおすすめする投稿に対して、「表示を増やす」もしくは「表示を減らす」ことを選択できるようになった。「表示を増やす」を選択すると、その投稿や類似する投稿を表示する優先順位のスコアを一時的に高くすることができる。
一方、「表示を減らす」を選択すると、一時的に優先順位のスコアが下がるという。フィードに表示するコンテンツの優先順位に利用者が直接フィードバックを反映させることで、私たちのAIシステムをより高性能かつより最適化することを目指していくとのことだ。
このオプションはフィードの投稿に定期的に表示される予定であり、近日中に、投稿の右上隅のドットが3つ並んだ[…]メニューをタップすることで、「表示を増やす」または「表示を減らす」を選択できるようになる。この機能は、リールでもテストを開始しているという。
さらに、友達や家族、グループ、ページ、つながりのある著名人に関連するコンテンツの表示量を利用者自身が管理できる方法も引き続き検討しているという。これらの機能は、お気に入りやフォローの一時停止、再度フォローなどの設定と同様に、フィードの設定から確認できるとのことだ。
これらの機能により、利用者は自身にとって価値のあるコンテンツをより多く発見し、見たいコンテンツの表示を増やし、そうではないコンテンツを見る機会を減らすことができる。同社は、製品開発と同様に、利用者から寄せられたフィードバックをもとに、継続的にアプローチの改善をしていくとしている。