お金のオンライン相談サービス「お金の健康診断」を運営する400Fは、同社ユーザーを対象に「投資のイメージや利用状況」などに関するアンケートを実施し、結果を公表した。
■90%以上が投資は必要と回答。老後資金の準備に
個人で投資する必要性について「とても感じる」「やや感じる」と回答した人は92%となった。同調査は同社サービス利用者を対象に実施しているため、資産形成への関心が高いユーザーが多い傾向にあると考えられるが、それでも投資意識は高く、約10人に6人が「とても感じる」と回答する結果となった。
■投資のイメージは「怖い」「難しい」より「資産形成に有効な手段」が最多
「投資のイメージ」でもっとも多かった回答は、「老後資金の準備など資産形成に有効な手段」。次いで多かったのが、「専門的な知識が必要で難しい」、「損失するリスクがあり怖い」が続いた。
「損失が怖い」「難しそう」とは思いつつも、貯金だけでは老後資金は賄えず、将来の備えとして投資が必要だと感じている人が多いことが伺える。
■投資経験者の対象は「NISA(つみたてNISAを含む)」が最多
投資経験の有無については、約74%が「投資経験がある」と回答し、投資経験者の対象は「NISA(つみたてNISAを含む)」が最多。
非課税制度のある老後資金づくりといえばNISAとiDeCo(企業型DCを含む)だが、NISAの利用経験者はiDeCoの約2倍。なお、投資経験者の投資対象を年代別にみると、30代〜50代はNISAを利用している人の割合が高く、NISAは現役世代の資産形成手段として浸透していることがわかる。
■40代以下のミレニアル世代は「入り口」、60代以降は「出口」にハードルあり
NISAを「利用している」と回答した人は一体どんなことにハードルを感じたのかを調査したところ、どの世代ももっとも多かった回答は「商品を選ぶこと」となったが、年代別にみると特徴がみえる結果となった。
40代以下は「仕組みやメリットなど内容を理解すること」「口座開設などの事務手続き」にハードルを感じている人が多い傾向にある一方で、60代以降は「商品の変更や売買するタイミング」にハードルを感じる人が多い傾向に。
若い世代ほど投資を始める「入り口」に、上の世代ほど「出口」にハードルを感じていることが伺えたとのことだ。
【調査概要】
調査方法:WEBアンケート
エリア:全国
回答者:お金の健康診断ユーザー424名
調査期間:2022年9月1日〜7日
<参考>
株式会社400F「お金の健康診断」調べ『「投資のイメージや利用状況」などに関するアンケート』