LINEおよびヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、LINEが提供する、「LINE」を通じて友だちに様々なギフトを贈ることができるサービス「LINEギフト」と、Yahoo! JAPANが運営するオンラインショッピングモール「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」において、両プラットフォームに出品する商品の注文データにおいて連携を開始したと発表した。

LINEギフトとYahoo!ショッピング、PayPayモールにおける注文連携開始

「LINEギフト」と「Yahoo!ショッピング」においては、2021年8月より出店者および出店希望者などへの営業活動において連携を開始し、2021年10月には、「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」に出店するストアは、「Yahoo!ショッピング」上で出品設定をすることで、「LINEギフト」上での商品、在庫の登録が可能となった。

今回、両社の連携をさらに強化しユーザーの利便性を高めるため、在庫管理のみならず注文データの連携も開始。

「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」に出店するストアは、「Yahoo!ショッピング」と「LINEギフト」を連携させることで、「LINEギフト」経由の注文データの管理ができるという。

同連携により、商品および受注に関する一元管理が可能となり、これまでよりもオペレーションの負荷をかけることなく「LINEギフト」へ出店し運用できるようになるとのことだ。

出店ストアのオペレーション負荷を軽減

2021年3月のZホールディングスとLINEの経営統合を経て、同じグループ企業となったLINEとYahoo! JAPANは、「LINEギフト」において営業連携、システム連携を段階的に実施し、「LINEギフト」の幅広い商品ラインアップを実現してきたという。

「LINEギフト」の出店ショップ数は、現在1,400店舗、取扱い商品数は、17万点を突破しており、「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」と連携している出店ショップ数は、現在700店舗、連携している商品数は、8万点に達している。

同サービスにおける両社連携の強化について、LINEギフト事業部長米田氏と、Yahoo! JAPAN執行役員コマースカンパニー・ショッピング統括本部長畑中氏のコメントは以下。

■LINEギフト事業部長米田氏のコメント

2021年3月にZホールディングス株式会社とLINE株式会社の経営統合を経て、LINEとYahoo! JAPANは同年8月にLINEギフトの営業連携を開始し、2021年10月には「LINEギフト」と「Yahoo!ショッピング」で商品・在庫データの連携を開始しました。この度、「LINEギフト」と「Yahoo!ショッピング」での注文連携が実現し、両サービスにご出店いただく企業様には、より利便性の高い運営体験をご提供させていただくことができるようになりました。

 LINEギフトに出店いただいているショップ数および商品数は、昨年12月と比べショップ数は約3.7倍、商品数は4倍以上に増え、より多くのギフトシーンに寄り添えるサービスへと成長しています。日本最大級のオンラインショッピングモールである「Yahoo!ショッピング」関係者の知見や営業力をLINEギフトに注いでいただくことで、サービスの成長に欠かせない「品ぞろえの拡充」を実施できていると実感しています。

今後も、LINEとYahoo! JAPANは両社の強みを活かし、より多くの方に最高の体験を提供できるよう努めてまいります。

■Yahoo! JAPAN執行役員 コマースカンパニー・ショッピング統括本部長畑中氏のコメント

Yahoo!ショッピングが目指す「欲しい商品が何でもある」という売り場の実現のため、「品揃えNo.1」を追求するなかで、Yahoo!ショッピングの中でも注目していたソーシャルギフトの部分をLINEとの経営統合によってカバーしてきました。

2021年のLINEギフトとYahoo!ショッピングの営業連携、在庫連動の開始以降、両社のシナジーによって多くのYahoo!ショッピング出店ストア様にLINEギフトにも出品を開始いただき、LINEギフトの商品数の拡充、取扱高拡大に貢献できたのではないかと感じております。LINEギフト特有のコミュニケーションアプリとの親和性の高さゆえ、一度使ってもらうと様々なライフイベント時だけでなく、日常的な用途含め、定期的に利用してもらえる点にまだまだLINEギフトの可能性を感じています。

10月12日に新生Yahoo!ショッピングとしてリニューアルされますが、今後はよりシンプルに、より分かりやすく、すべてのお客様に「!」なお買い物体験を提供していきます。新しい売り場でも、多くのユーザーに相手に使って欲しいギフトを探し、選び、贈っていただくという機会をぜひECで体験して欲しいと思っています。