楽天エナジーは、2022年9月28日より、家庭用蓄電池の販売・運用を行う「楽天ちくでんち」を開始すると発表した。

楽天エナジー、家庭用蓄電池の販売・運用を行う「楽天ちくでんち」開始

昨今、国際的な燃料価格高騰により、電気料金が高騰している。地球温暖化に対応する脱炭素のアクションとして注目される再生可能エネルギーは、普及が急がれる一方、発電量が天候に左右されやすいため、他の発電方法を活用しながら電力需給バランスを確保する必要があると言われている。

このような状況を背景に、今後の安定的な電力供給と再生可能エネルギーの有効利用のため、蓄電機能とその運用の重要性が社会的に高まっているとのことだ。

楽天エナジーは、再生可能エネルギーの導入促進および国内電力需給の最適化を目指す取り組みとして、京セラと協力し、新たに家庭用蓄電池の販売・運用を行う「楽天ちくでんち」を開始。

太陽光発電システムの普及に伴わせて蓄電池の設置を推進することで、再生可能エネルギーの利活用を促進し、住宅用太陽光発電の余剰電力を活用した電力確保や災害の多い国土における非常用電源の確保など、持続可能な社会の実現に寄与することを目指すという。

同サービスは、従来の蓄電池販売における訪問販売中心の商流を簡素化して買い求めやすい価格帯を実現し、楽天エコシステムの強みを活かせるオンライン販売に特化して提供している。

また、同サービスを利用のユーザーから蓄電池の運用を任せてもらうことで、楽天エナジーは、家庭の蓄電池を仮想発電所(Virtual Power Plant(VPP))として運用することが可能となるという。これにより、楽天エナジーは、電力需給状況に対する調整力として、蓄電された電力を活用するとのことだ。

ユーザーは、蓄電池購入時の「楽天ポイント」還元だけでなく、運用サービス契約中毎月お得にポイントを貯められるという。

同サービスの提供開始にあたり、いち早くご利用いただける「楽天ちくでんちサポータープログラム」を実施。同プログラムの参加者には、特別価格でサービスを提供するとのことだ。楽天エナジーは、ユーザーから1年間サービス利用状況を共有してもらうことで、今後のサービス品質向上につなげるとしている。

楽天エナジーは、今後も顧客に分かりやすく魅力的な様々なサービスを提供することで、エネルギー市場の健全な発展に寄与していくとのことだ。