Amazon・佐賀市、父親による家事・育児へAlexaを活用した実証実験を実施 産後パパ育休が10月より施行

alexa

Amazonは、2022年10月1日より施行される「産後パパ育休(出生時育児休業)」を前に、佐賀県佐賀市が推進する「男性の家事・育児参画促進事業」の一環として行う家事・育児における音声アシスタントの活用についての実験のため、「Amazon Echo Show 5」を同市内在住の子どもを持つ父親30名に提供し、Alexa(アレクサ)の有用性を検証する実証実験の実施に協力。

同実験は2022年8月8日〜22日まで行われ、期間終了後に参加者へのアンケートを実施したという。

実証実験期間のAlexaの活用状況から、Alexaが育児・家事にどのように影響したのか、実証実験に参加した父親へのアンケート結果を踏まえて、音声アシスタントの有用性を発表した。

【実証実験後に佐賀市が実施した、調査結果の概要】

82.8%の父親が、「Alexaで育児の負担は軽くなった」と実感

Alexaを活用することにより、「育児の負担が軽くなった」と答えた参加者は82.8%という結果に。

参加者からは、Alexaのタイマー機能により「ゲームを切り上げたいときにAlexaに時間のカウントを任せられた」という声や、「朝の支度の際にリマインダー設定をして、着替えや歯磨きなどスムーズにできた」といった、時間管理の軽減に関する声が寄せられた。

またAlexaスキルの「ぴよログ」を利用して、食事・睡眠・排泄などの子育ての記録をつけたり、「歯みがきくん」を利用して子どもの歯磨きのサポートをしたりすることができ助かった、というタスクの軽減に関する声も。

さらに「(実証実験参加前は)テレビやエアコンのリモコンを探していたが、Alexaが来てからは声で消すことができるようになったので非常に便利」といった、スマートリモコンを利用してAlexaで家電を操作することにより家事を軽減させた声もあったとのことだ。

93.1%の父親が、「Alexaがあることで育児が楽しめた」と回答

仕事や家事との両立に忙しくなりがちな子育てにおいて、育児を楽しめるかどうかは時に大きな壁でもある。Alexaがあることにより「育児を楽しめた」と答えた参加者は93.1%という結果に。

「歌が大好きな子ども達なので、毎日音楽再生をして歌って踊っておりました」、「Amazon Musicの子守唄でオルゴールが流れると、赤ちゃんも親も癒され、心地よい空間になった」、「人気アニメなどの音楽を流したら(子どもの)機嫌が良くなった」など、音楽再生の機能を活用し親子ともに楽しむことができたという声が多数となったという。

その他、「しりとり」、「ピカチュートーク」、「ピーボ(絵本読み聞かせ)」などのAlexaスキルを親子で活用したとの声もあり、子どもがAlexaの機能を楽しむことで、自然と参加者も育児を楽しむことができた様子がうかがえたとしている。

Alexaで活用した機能は音楽再生、天気予報、タイマー・アラームが上位に

実際にAlexaを使ってみてどの機能を最も活用したのかを聞いたところ、「音楽の再生」が86.2%でトップ、次いで「天気予報」が69.0%、「タイマー・アラーム」が51.7%という結果に。

その他にも、「やることリスト」、「リマインダー」、「買い物リスト」などのタスク管理系の機能も約4割の参加者が活用したと回答。親子で楽しめる音楽に加え、日々の時間やタスク管理に役立つ機能を活用した参加者の様子が垣間見られた。

今後の育児にもAlexaを使い続けたい93.1%

今後の育児にもAlexaを使い続けたいかという問いに対して、「Alexaを使い続けたい」と答えた参加者は93.1%という結果に。

前述したように、子育ての中でAlexaが役立っていると感じ、また親子でAlexaのある暮らしを楽しめたと実感できたことが、「Alexaを今後も使い続けたい」という声に繋がったと考えられるという。

今回の実験は2週間という限られた期間であったため、「もっとAlexaを使い込んで、いろんな機能を使ってみたい」という声もあったとのことだ。

【Amazon Alexa家事・育児への有用性に関する実証実験の概要】
実証実験の概要:概要:AmazonよりAlexa搭載のEcho Show 5を対象参加者へ無償提供。参加者に家事や育児の場でAlexaを活用し、その有用性について調査、検証。
実施期間:2022年8月8日~2022年8月22日
対象参加者:佐賀市による公募により選ばれた、市内在住の3歳以下の子どもを持つ父親30名

モバイルバージョンを終了