すかいらーくホールディングスは、10月のメニュー改定より、ガストやその他ブランド(バーミヤン、ジョナサン等)にて商品の価格改定を行うと発表した。

(1)値上げ率について
すかいらーくグループ:全体平均約5%
ガスト:全体平均約5.6%

(2)価格改定商品数について
すかいらーくグループ:約4割
ガスト:約5割

値上げ理由コストアップが厳しい中、確かな品質と美味しさを提供する

原材料費や物流費高騰等により、コスト環境は一層厳しさを増している。すかいらーくグループは、‟日常の食を豊かにしたい“という想いのもと、グループ全体で調達や生産などサプライチェーンの効率化を進めてきたが、現在の価格を維持することが難しく、やむを得ず価格改定を判断。

確かな品質と美味しさを提供し、全国のユーザーが満足する店舗運営に取り組んでいくとしている。

(3)ガスト新地域別区分
全国展開しているガストでは、その立地特性により地方都市の値上げ幅を抑える一方で、人件費の高騰等により都市部の一部地域(超都心)の価格を変更するなど、3つの地域別価格を導入。

地方都市:599店
下記地域を除く全国、および千葉県・埼玉県・兵庫県の一部地域

都市部:634店
東京都※、千葉県※、埼玉県※、神奈川県、愛知県、静岡県、大阪府※、兵庫県※、京都府(※一部地域除く)

超都心:88店
東京都千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区・豊島区および23区内の一部駅前店舗、大阪府の一部店舗

(4)ガストの主な改定商品について(10月6日~)

10月にガストで主力商品を大幅リニューアル

ガストでは、2022年春にハンバーグの品質を大幅リニューアルするなど、基幹商品の品質向上に努めているという。

10月のメニュー改定においても、ユーザーに進化したガストの味を楽しめるよう、多くの商品で原価をかけた品質の見直しを実施。

1.看板商品を大刷新「チーズ IN ハンバーグ」
チーズとの相性を追求した柔らかい肉質の原料への見直しや、チーズを12種に増やし伸びやすくコクのある味わいにするなど、おいしさの大刷新を行う。お肉とチーズのベストな配合を追求した、渾身の一品であるとのことだ。

2.人気定番ランチを改良「日替わりランチ」
日々利用する人の声に耳を傾け、野菜感アップや具材の変更&ボリュームアップを実施。毎日来店しても飽きない商品であるとしている。

3.本格感を追求したスパゲティ
本格的な味わいを追求し、トマトソースやミートソースの具材&ソースの改良を実施。ラインナップもリニューアル。