JALグループは、2050年にCO2排出量実質ゼロを目指すなど、すべてのフライトをサステナブルなものとし、空の旅を誇らしい価値に変えていくための取り組みを進めている。

今回、11月18日に、東京(羽田)-沖縄(那覇)線で「サステナブルチャーターフライト」を運航すると発表した。

同チャーターフライトでは、「みんなで行こう、サステナブルな未来へ。」を合言葉に、これからの社会のあり方を搭乗客や企業、地域の人々と共に考えながら、CO2排出量削減、脱プラスチック、フードロス削減、D&I推進、地域活性化に資する取り組みを通じて、「サステナブルな未来の旅」に挑戦するとのことだ。

なお、同チャーターフライトでは、本邦初の「CO2排出量実質ゼロ」を実現するという。

JAL、CO2排出量実質ゼロのフライトを実現 11月18日に「サステナブルチャーターフライト」を東京-沖縄線で運航

JALグループは、2030年に向けたJALグループのあるべき姿である「JAL Vision 2030」の実現に向けて、本年5月に「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2022」を発表し、ESG戦略を経営の軸に据えたという。

同チャーターフライトは、豊かな自然と風土・伝統に根差した文化を有する沖縄の人々や地域文化に触れながら、「サステナビリティ」について見て・学んで・体験し、共にサステナブルな未来に向かって変わっていくきっかけとなる旅を創りたい、そんな想いを実現するフライトであるとしている。

■「JAL A350 サステナブルチャーターフライトで行く沖縄」 概要
出発日: 2022年11月18日
旅行期間: 1日間/2日間/3日間/4日間
時間: 東京(羽田) 10:35発 沖縄(那覇) 13:30着(予定)
使用機材: エアバスA350-900型機
ツアー発売日: 2022年10月4日14:00(予定)
WebサイトURL: (PC) https://www.jal.co.jp/domtour/oka/charter_sustainable/
          (SP) https://sp.jal.co.jp/domtour/oka/charter_sustainable/

■体験できる内容(一例):(写真はイメージ)

1.環境負荷を減らす「CO2排出量・プラスチック使用量・フードロスの削減」

同チャーターフライトでは、従来機と比較してCO2排出量を15%~25%程度削減できるエアバスA350型機を使用。運航の工夫、持続可能な代替航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)の搭載と、JALカーボンオフセットを活用し、CO2排出量実質ゼロのフライトを実現。

また、搭乗客には、手荷物軽量化によるCO2排出量の削減、機内での紙コップリサイクルなど、JALと共に環境負荷を減らす取り組みに協力してもらうとのことだ。

2.D&Iの推進「多様なお客さまを多様な社員がお出迎え」

同チャーターフライトでは、アクセシビリティ関連社内資格を取得した客室乗務員を機内に、またサービス介助者を空港にそれぞれ配置。音声文字化アプリを活用するなど、多様な利用者をさまざまなバックグランドを持った乗務員・空港スタッフが迎えるという。

3.地域活性化「地域の応援や関係づくり」

同ツアーでは、希少な自然が多く残されたやんばる地域でのネイチャーガイドツアー、ビーチクリーン活動など、地域の人々と交流し、地域を守るオプショナルプランを用意。人が交わることで地域活性化につながる取り組みに参加することで、旅の魅力を改めて体感できる。

4.協創による「サステナブルな未来の旅」

同チャーターフライトでは、環境負荷や栄養にこだわった未来の食材を使用した機内食や認証を取得した飲料の提供、整備士が航空機廃材を利用して製作したバゲージタグの記念品を渡す予定であるという。

また、沖縄でのオプショナルプランなど、サステナブルな取り組みに協力した人には、「サステナブルマイル」を付与するという。

一部の賛同した宿泊ホテルでは、沖縄県の食材を生かした夕食オプショナルプランを用意するほか、同チャーターフライトに参加する企業とのコラボレーション企画なども予定しているとのことだ。