NTTデータは、北米子会社であるNTT DATA Servicesを通じて、企業のデジタル化を推進するソリューションのiPaaS市場におけるリーダであるMuleSoftを活用したデジタルコンサルティング企業、米国Apisero Holdings Corporation(以下、Apisero)を買収することを発表した。

Apiseroは、グローバルトップレベルのMuleSoftコンサルティング企業であり、1,500名以上のMuleSoft認定資格保有者を有する、MuleSoftの世界有数のパートナー。

SalesforceファミリーであるMuleSoftは、異なった環境下にある複数システムをAPI連携するクラウド型の統合プラットフォームであり、デジタル変革を支えるソリューションであるiPaaS市場のリーダとして、多くのグローバルトップ企業に採用されているという。

Apiseroは、MuleSoftが扱うプロダクトのライフサイクル全般のサポートを通じ、利用者のデジタル戦略の推進や競合他社との差別化を支援。

NTTデータは同買収を通じて、MuleSoftおよびSalesforceの認定資格保有者を含めApiseroの約2,100名の人材を獲得し、これまでの買収で獲得したデジタル対応力とも組み合わせることで、より一層の競争力強化を図るとしている。

今後、Apiseroの利用者や社員は、NTTデータが2022年8月に設立した世界6拠点のイノベーションセンタを含め、これまでのデジタルへの投資成果やグローバルリソースへのアクセスが可能となるとのことだ。

NTTデータはこれまでも、北米分野におけるデジタル対応の重点領域の強化に戦略的に取り組み、デジタルおよびコンサルティング中心の事業ドメインへの変革を進めてきたという。

今後も買収を含めた継続的な投資を通じ、取り組みを更に推進していくとともに、サステナブルな社会の実現に向けて、利用者とともに成長していくとのことだ。