全国にハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を展開するアレフは、2021年度の食品リサイクル率(食品廃棄物の再生利用等実施率)が、過去最高の95.3%に達したことを発表した。

アレフは、直営店舗や食品加工場から排出される食品廃棄物の再生利用等実施率を95%以上にすることを目標に掲げて、「食品ロス低減」と「食品リサイクル」に取り組んできたという。

店舗では、完食応援イベント「もぐチャレ」など食べきり推奨活動や小盛メニューの訴求、少量炊飯器の導入などにより、廃棄ロスを低減。

食品加工場では、品質衛生管理の向上などによりソフトクリーム原料やハンバーグパティなどの廃棄ロスを低減。期間限定販売に使用し余剰になった食材については、フードバンクと連携することで有効に活用してきたとしている。

同社における2021年度の食品廃棄物発生量は1,464トンとなった。そのうち、298トンを減量、1,063トンを資源化することで、廃棄量を103トンに抑えた結果、目標値の95%以上を達成したとのことだ。

店舗では、生ごみ粉砕乾燥処理機「ゼロワンダー」を85店に設置して減量と資源化を行うほか、兵庫県の西宮今津店などでは新たに再生利用事業者との連携によるリサイクルを開始。

生ごみ粉砕乾燥処理機「ゼロワンダー」

また、食品加工場では、再生利用事業者と連携し肥料化・飼料化・炭化などのリサイクルを行うほか、小樽ビール銭函醸造所から出るビール粕を自社バイオガスプラントにて活用して再エネ電力の創出などを行ったという。

ビール粕を活用するバイオガスプラント

同社では、食品ロス低減・食品リサイクル率の向上を通じて、SDGsゴール9・12を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくとのことだ。