国内シェアNo.1のリモートデスクトップ「Splashtop」を提供しているスプラッシュトップは、『ワ―ケーションとテレワークに関する調査』を行ったと発表した。
【調査概要】
調査実施日:2022年8月17日~2022年9月2日(テレワークを実施可能な仕事で、ワーケーションを認知していると回答した20~50代の会社員(経営者含む) 経営層(部長職以上、経営者・役員を含む):539名、社員層(課長職以下):538名に調査(調査概要詳細は後述)
今年夏にワーケーションが増加、多くが年末までに実施予定
テレワークが実施可能な仕事でワーケーションを認知していると回答した経営層(部長以上)と社員層のうちワーケーション経験者は22.4%、さらにワーケーション予定者が11.5%という結果になったとのことだ。
ワーケーションを経験した時期は、2022年8月が37.9%、次いで2022年7月が36.6%に実施、過去1年間(2022年)と昨年を比較すると約2.2倍増加。
今後ワーケーションを予定している時期は2022年10月に37.9%、2022年12月に37.4%、2022年11月に35.7%であったという。
経営層、社員層共に、半数以上がワーケーションをしたい、いっぽうでそれぞれ懸念も
ワーケーションをしてみたい経営層(部長以上)は54.4%、社員層は52.0%と共に半数を超えたとのことだ。
いっぽうで経営層(部長以上)は、「仕事とプライベートの境界(40.8%)」「急な出社要件の対応(39.3%)」「ITセキュリティ不備(33.4%)」、社員層は「仕事に最適でない環境(34.8%)」、「仕事とプライベートの境界(32.5%)」「急な出社要件の対応(32.0%)」が懸念点として非常にあてはまると回答。
経営層、社員層共にワーケーション先に「高速で安定した通信環境」を求める
ワーケーション先に求める環境として、非常にあてはまる要素の1位は、経営層(部長以上)が56.8%、社員層が48.7%で、共に「高速で安定した通信環境」となった。
経営層(部長以上)の2位は、デスクなどの「仕事に快適にできる備品機材」46.9%、3位がコワーキングスペースなどの「仕事に便利な設備」46.2%、
社員層の2位は、コワーキングスペースなどの「仕事に便利な設備」45.0%、3位は音がなく「仕事に集中できる環境」41.8%。
経営層(部長以上)、社員層共に「その場所ならでは体験」や「非日常感が味わえる環境」などのバケーション要素よりも仕事の要素を求めるという結果となったとのことだ。
ワーケーションをしない理由は「制度がない」
全体でワーケーションが実施できない理由に非常にあてはまるのは、「制度がない(50.6%)」と半数を超え「周りに実施した人がいない(41.4%)」「仕事とバケーションの境界がつけにくい(40.9%)」と続いたという。
約3割が「ワーケーション制度」がある企業に所属、経営層、社員層の理想の制度は一致
現在、なんらかのワーケーションの制度を導入していると答えた人は29.0%という結果となった。
経営層(部長以上)、社員層共に理想の制度として非常にあてはまる要素の上位3位は「休暇を取りやすい制度・慣習」「費用の補助」「場所・期限の制限なく働ける制度」で一致。
「ワーケーションとテレワークに関する調査」概要>
・調査名 :「ワ―ケーションとテレワークに関する調査」
・調査期間 :2022年8月17日~2022年9月2日
・調査方法 :インターネット調査
・調査対象者:20-59歳の会社員男女(経営者含む)
※職業:自営業、自由業、専業主婦(主夫)・パート(アルバイト)、無職は除外
※業種:医療業、協同組合・教育関連・公務員を除外・有効回答数:1,077名
スクリーニング調査:14,743サンプル
同調査:1,100サンプル
(テレワークを実施可能な仕事で、ワーケーションを認知していると回答した人が対象)