資生堂研究所が主導するオープンイノベーションプログラム「fibona(フィボナ)」は、活動プランの一つである「Co-Creation with Startups」の第4期の取り組みを中国で開始すると発表した。
同社は、「メディカルビューティー技術」、「ホリスティックビューティー技術」をテーマに設定し、スタートアップ企業支援で実績のあるPlug and Play中国支社と共同して中国国内のスタートアップ企業を募集。
8月に開催したピッチイベントの審査を通過した複数のスタートアップ企業は、9月以降の100日間のチャレンジ期間を経てアイディアの具現化や検証を行い、12月の最終審査に臨むという。
12月の最終審査では、中国の利用者の価値づくりにつながるイノベーション創出に向けた様々な視点から、新たに連携を行うスタートアップ企業の採択が期待されるとしている。
なお、fibonaが海外のスタートアップ企業と連携を行うのは、昨年に実施した韓国での活動に次いで2回目。
今後、同社のグローバルな研究開発体制の元、海外においても早期のイノベーション創出を目指すという。
同社は、資生堂独自のR&D理念のもと、異業種を含むスタートアップ企業が保有する、斬新なアイディア・技術を同社の強みとする研究領域の知見・技術、商品やサービスと融合させることで、生活者のニーズやトレンドにスピーディーに対応し、これまでにない美容体験やサービスなど、イノベーションの創造に果敢に挑み続けるとのことだ。