リクルートの子会社であるリクルートペイメントは、9月13日、金融サービス仲介業の登録手続きを完了したと発表した。

金融サービス仲介業は、銀行・証券・保険それぞれの分野で規制が存在し、仲介しようとする分野に応じて登録等が必要だった既存の仲介業と異なり、一つの登録で銀行・証券・保険全ての分野のサービスを仲介できる制度。

なお、同社グループが登録した業務は、銀行等の金融機関の融資や預金サービスを媒介する「預金等媒介業務」とのことだ。

■金融機関と連携し、中小企業・個人事業主向けサービス開発予定

同社グループの『Airレジ』や『Airペイ』等のサービスを利用している中小企業や個人事業主の多くには、日々の運転資金に加えて、店舗拡大や人材投資に必要な成長資金など、さまざまな資金ニーズがあるが、金融機関とのリレーション構築ができておらず、適切な融資商品を手軽にスピーディーに利用できていないケースが見られるという。

また、金融機関にとっても、中小企業や個人事業主に対する融資の審査に必要なデータの収集が難しく、スムーズな事業性評価ができないという課題を抱えているという。

こうした課題の解決に取り組むため、今回、金融サービス仲介業の登録に至ったとのことだ。

今後、金融機関との連携を通じて、同社グループが保有する『Airレジ』や『Airペイ』等のサービスを通じた中小企業・個人事業主との豊富な接点や多様なデータ、現場に最適なUI/UX開発力を活用し、中小企業・個人事業主が金融機関の提供するファイナンスサービスをスムーズに利用できるサービスを提供予定。

それにより、中小企業・個人事業主と金融機関のより良いリレーション構築実現と、持続性のある事業運営等の環境づくりに貢献していくとしている。