ウェザーニュース、レーダー機能に「停電モード」を追加 マップ上で停電のリスクを確認可能に

ウェザーニューズは、お天気アプリ「ウェザーニュース」(iOS版、Android版)の新バージョンをリリースし、人気のレーダー機能に「停電モード」を追加したと発表。レーダーの停電モードでは、マップ上で停電のリスクを確認できるとのことだ。

また、近くの河川で氾濫の危険が高まった場合にプッシュ通知でお知らせする「河川アラーム」を追加。現在地から半径5km以内の河川観測所で氾濫危険水位を超えた時に通知するという。

暴風による停電のリスクや大雨による河川氾濫の危険をいち早く把握し、事前の対策や早めの避難に役立てることができる。

▼レーダー「停電モード」と「河川アラーム」の利用は以下
お天気アプリ「ウェザーニュース」(iOS 版・Android 版)をダウンロード
https://weathernews.jp/app/

停電のリスクをマップ上で確認できるレーダー「停電モード」が新登場

レーダー「停電モード」では、台風接近時や暴風が予想されている時など停電の可能性がある際に、72時間先まで1時間ごとの停電リスクを確認できる。

停電のリスクは警戒(赤色)・注意(黄色)の2ランクで表示。マップ上で自由に移動したり拡大したりして見られるため、現在地や任意の地点の停電の可能性がひと目でわかるとのことだ。

荒天が予想されている時にチェックして、色が塗られているエリアに住んでいる場合には、長時間の停電に備えて、懐中電灯の準備やスマホの充電、水の確保などの事前の対策に役立てられるという。

停電リスク予測は、2018年に大阪など近畿地方を中心に被害をもたらした台風21号や、2019年に千葉で大規模な停電となった台風15号など、過去の台風接近時に同社のユーザーから寄せられた停電報告と風速データとの分析結果をもとに予測しているという。

2020年9月にこの停電予測モデルを日本で初めて開発し、ユーザーにより便利に使ってもらうため台風11号接近前にレーダー機能の一つに追加。

台風は日本付近では1年間に平均25.1個発生し、特に9月は上陸のリスクが高まるという。台風の接近時の対策に活用してほしいとのことだ。

近くの河川の氾濫の危険をプッシュ通知する「河川アラーム」を追加

「河川アラーム」では、現在地から半径5km以内の河川観測所で氾濫危険水位を超え、氾濫の危険が高まった場合にプッシュ通知。近くの河川の氾濫の危険をいち早く把握し、避難の判断に役立てられる。

プッシュ通知をタップするとレーダーの「河川モード」に遷移。レーダー「河川モード」では、全国の河川の氾濫の危険度や水位がマップとグラフで確認できる。また9,000か所以上の河川ライブカメラからの映像で、河川の増水や氾濫の状況を把握することも可能。

ライブカメラは現在の様子だけでなく、平常時の様子と比較ができるようになっているため、大雨やゲリラ雷雨などによって通常時よりもどのくらい河川が増水しているかがひと目でわかるとのことだ。

河川では、下流で雨が降っていなくても、上流で降った雨によって下流でも増水することがあるという。台風やゲリラ雷雨、大雨の際には最新の気象情報と合わせて河川の情報をこまめに確認するよう呼びかけている。

レーダー「停電モード」と「河川アラーム」はお天気アプリ「ウェザーニュース」の新バージョン(5.29.0)で利用可能。アプリストアから「ウェザーニュース」の新バージョンをインストールもしくはアップデートして活用できる。新バージョンはiOS版がリリースされ、Android版も順次リリースされる予定であるとのことだ。

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