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ジェイフィールは、リモート下での感情に関するマネジメント調査を行い、結果を公表した。
調査結果は以下の通り。
■仕事を行う上で自身の感情を外に表出することについて、部長職の約6割が「ポジティブ」、一般社員と比べ20.6ポイント高い結果に
自身の感情表現では、61.4%の部長、58.0%の課長層が感情を思った通りに表現している傾向が見られ、一般社員においては、59.2%が「感情を表現しづらい」と回答する結果となった。
この結果から同社は、上司には部下の感情を含めた本音を引き出す対話が求められているのではないかと考察している。
■80.2%の部長が「部下の感情に寄り添うマネジメント」を実施
「部下に対し、部下の感情に寄り添うマネジメントを行っているか」という質問では、80.2%の部長、69.2%の課長層が「部下の感情に寄り添うマネジメント」を心がけていた。
リモートワークで対面よりもお互いの感情が伝わりにくかったり、コミュニケーションが取りづらいことから、多くの上司が部下の感情面にも気を配っている様子が伺えたという。
■部下の感情に寄り添うマネジメントを実施する理由は、「部下の心のケアのため」や、「組織の活性化のため」
「部下の感情に寄り添うマネジメント」を実施している人の理由は、「部下のメンタルのケアをするため」が上位を占メル結果に。
これは、部下の心のケアをすることが、結果的に組織内の人間関係や業務遂行にも良い影響を与え、組織の活性化にも繋がるということを認識しているためではないだろうかと同社は考察しており、管理職層の視野の広さが伺える結果とも捉えられるとしている。
■「業務上での声がけ」を中心に部下の感情をチェック。一方で、一般社員は上司による感情に寄り添うマネジメントについて4割以上が「特にない」と実感なし
一方で、部下の感情に寄り添うマネジメント方法については、「業務面での声がけから感情面を確認する方法」が最多を占めており、日頃の業務の中で都度部下を気にかけていることが伺えたという。
他方で、一般社員からは上司が実施するマネジメントは4割以上が「特にない」という結果となり、上司の気遣いや部下への寄り添う姿勢を実感していないことがわかった。
【調査概要】
調査概要:リモートワークでの感情面におけるマネジメント実態
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月22日〜同年7月4日
有効回答:従業員数300名以上の会社において、勤続年数3年以上かつ最近一年以内で週3日以上のリモートワークを通算6ヶ月以上継続している部長111名、部長未満の管理職107名、一般社員103名の合計321名
<参考>
株式会社ジェイフィール『リモートワークでの感情面におけるマネジメント実態』