アストラゼネカは、本日より本社を構えるグランフロント大阪(タワーB内19-21階)において、100%実質再生可能エネルギー電力の利用を開始したと発表した。

グランフロント大阪に導入する再生可能エネルギーの電力は、関西電力が非化石価値取引市場で調達するトラッキング付非化石証書が付与された「RE100」対応の電力であるとのことだ。

アストラゼネカPLCは、スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会で「アンビション・ゼロカーボン」を発表して以来、2025年までにグローバル規模で自社事業からの温室効果ガス排出量ゼロを実現するとともに、2030年までにバリューチェーン全体でカーボンネガティブ(排出量より削減量が多い状態)を達成することを目指しているという。

アストラゼネカは、2020年より、J-クレジット制度を通じてRE100を達成してきたという。さらに取り組みを進めるべく、自社における利用電力に関しても、2021年に東京支社で固定買取制度(FIT)に依存しない実質再生可能エネルギーの利用、2022年に米原工場にて太陽光パネルを稼働させるなど、よりグリーンな利用形態へのシフトを図ってきた。

これらの取り組みに加え、この度本社の位置するグランフロント大阪が100%実質再生可能エネルギー電力の利用を開始したことをもって、国内の全拠点が自社の太陽光発電もしくは電力会社を経由した再生可能エネルギーの利用によるRE100を実現する形へと移行するとしている。

アストラゼネカは、引き続き様々なステークホルダーとの対話を通じて、脱炭素に向けた取り組みを加速させ、当社の事業の中核となる「健康」をベースとしたサステナビリティの3本柱「人々の健康」「地球の健康」「社会の健康」の実現を目指すとのことだ。