品川区は9月から、新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵略の影響で食材費が高騰している中、これまで通りの栄養バランスや量を保った学校給食を実施できるよう食材費の一部を区が負担し、保護者負担の軽減を図ると発表した。

学校給食費補助事業開始の背景について

新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵略などによる物価高騰により、学校給食の食材費にも影響が出ている。

現在、保護者から徴収している給食費ではこれまで通りの栄養バランスや量を保った学校給食の提供が難しく、本来であれば保護者の負担となるところであるが、各家庭も物価高騰などの影響を受けているため、保護者負担額の増加も好ましくないと考えるという。

学校給食費補助事業について

そこで、区が食材費の高騰分を負担することにより、保護者の負担を軽減するほか、これまで通りの栄養バランスや量を保った安心安全な区立学校の学校給食水準を維持するとのことだ。

<対象>
区立学校に通学する小学生17,500人 中学生5,200人

<予算額>
4,581万3,000円
(内訳)小学生=一食あたり15円
    中学生=一食あたり20円

<事業開始日>
令和4年9月以降(2学期・3学期)