姫路市と、日産自動車、兵庫日産自動車および日産プリンス兵庫販売の4者は、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結したことを発表した。

同協定は、「走る蓄電池」となる電気自動車(EV)の普及や脱炭素化の推進と同時に、姫路市で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与する電気自動車(EV)「日産リーフ」等を電力源とした災害時の電力供給体制の構築を目的とした協定。

なお、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の『ブルー・スイッチ』活動としては188件目の取り組みとなるという。

兵庫県姫路市と日産自動車

■協定の概要と主な連携内容

電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は以下の通り。

●姫路市および日産自動車、兵庫日産自動車、日産プリンス兵庫販売は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、電気自動車の「走る蓄電池」としての活用を市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。

●姫路市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所等に、日産の販売会社の店舗に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」等を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも避難所等で継続して電力が供給できる体制を整え、市民の生命及び身体の安全を守る。

姫路市と日産自動車は、同協定締結を機に、電気自動車(EV)を活用した、環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素化社会実現、SDGs達成に向けて更に連携を強化していくとのことだ。