花王は、「タイ王国におけるデング熱予防のためのAI技術を活用した蚊媒介ウイルスの拡散予測モデルの構築と予報システムUXの向上を図る実証事業」が、経済産業省が推進し、日本貿易振興機構(ジェトロ)が事務局として実施する「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択されたことを発表した。

同実証事業は、タイ保健省疾病管理局(以下、DDC)、タイ国立電子コンピューター技術研究センター(以下、NECTEC)と花王が共同で進めている事業。

デング熱流行予測モデル構築(イメージ)

花王は、蚊から未来のいのちを守ることをめざす「GUARD OUR FUTURE」プロジェクトを推進しており、そのひとつのアクションとして、より早く、より正確に、デング熱発生を予測するモデル構築に取り組むとしている。

デング熱の流行を防ぐためには、生活者ひとり一人が適切な予防行動をとることが重要だとし、将来的には、デング熱情報を提供するアプリを開発・運営するNECTECと連携し、生活者の予防行動を促し、デング熱の発生を未然に防ぐことに貢献していくとのことだ。