日本初の「100歳」までの雇用制度を導入 ブロードエンタープライズ、定年後も継続して働ける再雇用制度に改定 「人生100年時代」を見据え

ブロードエンタープライズ

ブロードエンタープライズは、「人生100年時代」を見据え、8月1日より60歳の定年後に100歳まで継続して働ける再雇用制度に改定したと発表した。

ブロードエンタープライズ、60歳の定年後に100歳まで継続して働ける再雇用制度に改定

100歳まで再雇用制度を継続するのは、日本初の企業となる。今回の改定で、60歳の定年以降も1年契約の更新制で100歳まで継続して働くことができるようになるという。

70歳以上の社員の健康には特に配慮をおこない、就業可否を確認しながら勤務してもらうとし、具体的には、通常年1回の健康診断を年2回実施。産業医による定期面談も実施し、無理なく働ける環境を提供していくとしている。

2021年4月に改正高年齢者雇用安定法が施行され、これまでの「65歳までの雇用確保義務」に加え「70歳までの就業確保措置」に対する努力義務が全ての企業に対して課せられるようになったが、改正後に行われた厚生労働省による「高年齢者雇用状況等報告」(令和3年)によると、「定年制の廃止」や「定年の引上げ」、「継続雇用制度の導入」などにより、希望者に対し70歳まで就業機会を確保しているのは全体の25.6%に留まっているという結果となった。

そこで同社では、年齢に関係なく能力のある社員が活躍できる環境を整え、多様で柔軟な働き方を自分で選択できる働き方改革を推進。

ベテラン社員が培った経験や能力・スキルなどを次世代に引き継ぎ、今後も社会に貢献できる人材を育成・確保していくとのことだ。

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