True Data(トゥルーデータ)は、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2022年7月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。
7月は、ドラッグストアで「乳酸菌飲料」や「かぜ薬」、食品スーパーマーケットでは「デザートの素」や「サラダ油・天ぷら油」の売り上げが前年同月に比べ増加。常備薬のニーズが高まったためか、「かぜ薬」は購入者が増加し、ドラッグストアで当月の売り上げが41.7%増加したという。
ドラッグストアでは「かぜ薬」が前年同月に比べ売り上げを伸ばし、TOP20の2位にランクイン。同社のID-POS分析ツールで「かぜ薬」の売上を分解すると、購入者が約3割増加しているという。コロナ感染が急拡大した影響で市販薬を常備するニーズが高まっているのかもしれないと同社は考察している。
また、7月は前月に続き「乳酸菌飲料」の売り上げが好調となった。ドラッグストアでは前年同月に比べ48.6%増加、食品スーパーマーケットでは同33.0%増加し、伸び率TOP20の上位にランクイン。ドラッグストアの伸び率ランキングでは2か月連続の1位を記録している。
ドラッグストアTOP20ランキングの半数が食品カテゴリとなり、「竹輪」、「生菓子」、「畜肉ソーセージ」などが前年同月に比べ売り上げを伸ばす結果となった。
食品スーパーマーケットで最も売り上げを伸ばしたのは「デザートの素」で、前年同月と比べ48.2%増加。同社のID-POS分析ツールで「デザートの素」の売上を分解すると、購入者が約5割増加しており、市場の拡大傾向がうかがえるとのことだ。
なお、上記のほか、ドラッグストアでは、「熱冷却用品・用具」、「マスク」、食品スーパーマーケットでは、「サラダ油・天ぷら油」、「マヨネーズ」などの売り上げが前年同月に比べ伸長し、カテゴリ別伸び率TOP20にランクインしたとのことだ。
【調査概要】
数値:小数点以下第二位を四捨五入
データ集計期間:2022年7月1日~7月31日
データ抽出日:2022年8月15日
カテゴリ別伸び率ランキング:
生鮮・惣菜カテゴリ及び、カテゴリ名の冒頭に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計
<参考>
True Data『ドラッグストア、食品スーパーマーケット 2022年7月の対前年伸び率TOP20カテゴリ』