プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営するPR TIMESは、8月24日より、広報活動や自社に関する報道などの調査・分析に役立つ「PR TIMES Webクリッピングβ版」の提供を開始したと発表した。
「PR TIMES Webクリッピングβ版」は、同社が2017年1月より提供を開始している広報効果測定サービス「Webクリッピング」の一部機能を「PR TIMES」の企業向け管理画面内で提供するもの。
「Webクリッピング」は、大手ニュースサイトから新興Webメディア、キュレーションメディアや動画メディアに至るまで、調査対象としている2,300以上のWebサイトに日々掲載される記事の中から、指定キーワードを含む記事を調査・抽出し、分析が可能な形でレポート。広報活動の成果チェック、自社に関する報道状況の把握、競合他社や業界動向に関する報道調査などに利用できるという。
同β版は、「PR TIMES」を利用中の企業は追加料金なしですぐに使うことができ、2023年2月以降に正式版として有料提供を予定。有料提供となる機能については、現在検討中で決定次第発表するとしている。
なお、従来から提供している「Webクリッピング」も引き続き利用できるが、「PR TIMES Webクリッピング」の正式版リリース後、提供終了を予定しているとのことだ。
■プロダクトの特徴
1.UI の一新
従来の「Webクリッピング」からUIを一新。以下画像のクリップ詳細ページでは、各掲載数やグラフが大きくなり見やすくなっている。
2.調査対象のメディアの多さ
約2,300メディア(2022年8月24日時点)を対象にレポート。1日で約10万件~15万件、多い時には最大20万件の記事を調査するという。今後も調査対象とするメディアの追加や記事調査処理のアップデートなどの改修を引き続き行う予定としている。
3.SlackやChatworkへリアルタイム通知
調査した記事はSlackやChatworkといったビジネスチャットツールへ即時通知。調査した記事をリアルタイムで確認できるため、タイムリーな社内共有も可能。
■「PR TIMES Webクリッピングβ版」で利用できる機能
<2022年8月時点で提供している機能>
●クリップ機能(記事レポート)
任意のキーワードを5つまで入力しクリップを作ることで、各キーワードを含む記事をレポート。キーワード入力時には除外キーワードの設定も可能で、除外キーワードを含まない記事に制限することができる。
なお、現時点では作成できるクリップ数は1アカウント10件までとなっている。
※広告換算値の報告は含まれない。
※レポートは掲載媒体名・記事タイトル・記事URLを対象とし、記事内容は含まれない。記事の内容を確認するには、各記事URLへアクセスが必要となるとのこと。
●クリップレポート結果のダウンロード機能
クリップ毎に最大1万件のレポート結果をExcelやCSV形式でダウンロードすることができる。広報成果の分析の際に、任意のメディアごとに調査結果をまとめるなどの使い方が可能。
●リアルタイム通知機能(Slack/Chatwork連携対応)
利用しているSlackやChatworkと連携することで、記事が調査された際に通知。タイムリーに記事掲載を確認できるため、いち早く次のアクションへ繋げることができるという。