「新型コロナワクチン接種予約受付システム by RESERVA」を提供しているコントロールテクノロジーは、各自治体におけるオミクロン株に対応したワクチン接種の準備状況を調査し、東京23区のにおける最新動向レポートを発表した。

全国1718の自治体ホームページで公表している情報を元にデータ収集を行ったところ、地域性や人口規模などによってワクチン接種の準備状況が異なっていることがわかったとのことだ。

新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチン接種の準備状況に関する調査結果

■東京都23区のオミクロン株対応ワクチン接種に関する調査

厚生労働省は、高齢者の重症化を防ぐことに加え、若者を含む社会全体の免疫力を高めるべく、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチン接種を2022年10月中旬以降に開始することを発表。

オミクロン株対応ワクチン接種は、1回目・2回目の初回接種を終えたすべての人が対象となっている。

2022年8月現在、東京23区では4区がオミクロン株対応ワクチン接種に関する情報を発表しており、各自治体の準備状況を以下の4つで分類した。

公開情報内容:自治体数(23区中)
(1)接種券配布スケジュール/接種開始予定日/予約受付体制/接種場所の全てを公開:0区
(2)上記のうち、いずれか1つ以上を公開:5区
(3)「後日詳細を公開」と留める:2区
(4)オミクロン株対応ワクチン接種について言及無し:16区

(1)の該当区は0区、(2)の該当区は新宿区・目黒区・豊島区・北区・足立区の5区、(3)の該当区は文京区・墨田区の2区、(4)の該当区は千代田区・中央区・港区・台東区・江東区・品川区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・荒川区・板橋区・練馬区・葛飾区・江戸川区の16区となった。

この結果から、オミクロン株対応ワクチン接種に関して掲載している自治体は少ないことを確認。また、情報を掲載している場合も国の発表を待つとしている自治体が多いため、審議が進み次第情報が公開されていくのではないかと同社は予想している。

■東京23区のオミクロン株対応ワクチン接種の開始時期

東京23区の一部の自治体では、オミクロン株対応のワクチン接種について各自治体ホームページ内で言及しており、接種の開始時期は、厚生労働省の発表のとおり10月中旬以降に予定されている。

なお、まだ言及していない区でも、国の方針など今後の詳細が決定し次第、接種スケジュールが公開される見込みとのことだ。

東京23区のオミクロン株対応ワクチン接種の開始時期

<参考>
コントロールテクノロジー『【2022年8月最新】オミクロン株対応ワクチン接種が開始!各自治体の準備状況レポート(東京23区編)