NGAは、サッカー選手兼監督の本田圭佑氏率いる個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」(以下、KSK)より資金調達を実施することに伴い、独自のAIアルゴリズムとビジネスモデルが実装された次世代採用アプリ『HelloBoss』のβ版をリリースすることを発表した。

本田圭佑氏(左)とNGAのCEO王沁氏(右)

シードラウンドでは、KSKのほか、複数の既存投資家も追加出資し、累計8800万円の資金調達を完了。

NGAは、従来の採用サービスの仕組みに対して変革を起こし、日本の労働市場の重要課題である人材流動性の乏しさを解決しようとする新たな事業をスタートするとのことだ。

■『HelloBoss』について

『HelloBoss』は、企業と求職者を直接つなぐ、独自のAIアルゴリズムとビジネスモデルが実装された次世代採用アプリ。β版では、複数のフェーズに分けて機能をリリースする予定だという。

8月18日より、初期機能であるユーザー(経営者、採用担当、求職者等)の登録、独自の企業データベースの公開、個人による企業の口コミ登録と掲示板の投稿を開始。

目玉機能であるという独自の企業データベースには、国内企業最大518万社の、日本初のAI推定による正社員数を含めた基本情報があらかじめ掲載されているという。

これは、AI技術の研究開発を行う「AiBank.jp」が1年以上かけて開発した独自のアルゴリズムによるもので、オープンデータを利用し、99%以上の精度を実現しているとのことだ。

AI推定の正社員数や口コミ・掲示板を含めた企業情報の掲載は、求職者の就職先選びにあたっての判断材料を充実させ、求人側と求職側の情報格差を減らすために設けており、よりオープンで平等な情報交換の環境を作ることで、労使双方のミスマッチをなくす狙い。

さらに、SaaSをはじめとする、法人の正社員数が重要データとなるサービスを展開する企業や業界などにおいても、取引の透明性や公平性の促進などに有意義な影響を与えられると考えられるとのことだ。

企業データベースの利用は、初月無料、2か月目からは、一人のユーザー招待につき30日間の無料利用期間を獲得できる。

次世代AI採用アプリ『HelloBoss』