ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーは、Wantedlyのリリース10周年を記念して「あなたと転職のリアル」アンケートを実施し、結果を公表した。

Wantedlyのリリース10周年を記念して実施した「あなたと転職のリアル」アンケートの結果を公表

2022年時点での「転職」の「リアルな現状」を理解すべく行った同アンケートには、2,687件の回答が集まったという。

調査結果の詳細は以下の通り。

■転職は全世代で当たり前の選択肢に。転職が良い経験になったと93%が回答

転職未経験時に転職に対して抱いていた印象について聞いたところ、20代以上の全世代で「いまや当たり前の選択肢なので、いつかはするのが当然」が最多という結果に。年代別では20代が最多で71%、50代以上が最少で55%となった。

転職未経験時に転職に対して抱いていた印象

また、93%が転職が良い経験になったと回答。

転職は良い経験になったか

■この先また転職したい人は67%。どんな会社にもまずは3年は勤めるべきと考える人は11%のみ

この先また転職したいと思いますか?という質問に対して、「いますぐしたい」「1〜2年以内にはしたい」と回答した転職顕在層は35%を占めており、「いずれしたい」「いまのところは考えていない」と回答した転職潜在層は61%を占めるという結果に。転職顕在層と転職潜在層を合計すると96%にのぼった。

転職を「まったく考えていない」という回答は4%のみであることから、転職前提でキャリアを考えることが一般的になってきていると考えられるとのことだ。

この先また転職をしたいと思うか

また、「どんな会社にも、まずは3年は勤めるべきだ」と言われた場合、「その通りなので、聞き入れる」と賛同するという回答は11%のみで、賛同者の割合を比較すると50代以上が最多で25%、30代が最少で8%という結果となった。

「どんな会社にも、まずは3年は勤めるべきだ」と言われたら、何と返すか

■転職を決断したシチュエーション1位は「頭打ち」。転職で背中を押した人1位は「家族」

転職を決断したシチュエーション第1位は「成長、昇給の頭打ちを感じた時」で14%、第2位は「職場での人間関係に問題が生じた時」で11%、第3位は「会社の方向性との違いを感じた時」で10%となった。

転職を決断したシチュエーション

また、転職を決断する際、背中を押してくれた人第1位は「家族」で47%、第2位は「友人」で37%、第3位は「前職の人」で28%という結果に。

転職を決断する際、背中を押してくれた人

さらに「どんな言葉や行動であなたの背中を押してくれましたか?」という質問に対しては、23%が「やりたいことをした方がいいという言葉」と回答。

次いで「転職活動に関する具体的なアドバイス」が21%、「転職活動を応援するよという表明」が16%と続いた。

どんな言葉や行動で背中を押してくrれれたか

■転職期間中に印象深い人にあったことがある人は57%。転職トラップに遭遇したことがある人は33%

57%が転職期間中に印象深い人に会ったことがあると回答し、33%が転職トラップ(※)に遭遇したことがあると回答した。

転職期間中に印象深い人にあったことがあるか
転職トラップに遭遇したことがあるか

※ 転職活動における、予想外の障壁・問題やだまされそうになったことを指した造語

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年6月3日〜6月10日
調査機関:自社調べ
回答人数:転職経験者2,687名

<参考>
ウォンテッドリー『あなたと転職のリアル