近畿日本ツーリストは、脱炭素社会実現への取組みの一環として、参加者1人当たり5㎏のCO2(二酸化炭素)をオフセットできる旅行プラン「定量カーボン・オフセットプラン」を発売したと発表した。

「定量カーボン・オフセットプラン」は、カーボン・オフセットの仕組みを利用し、旅行代金にあらかじめカーボン・オフセット費用が含まれた旅行商品。

ひと1人が1日に排出するCO2量は5kgとされており、プランに掲載のどの施設を利用しても、ひとり当たり5kgのCO2を定量でオフセットでき、旅行しながらもCO2排出量の一部削減に取り組むことができるようになっているとのことだ。

この「定量カーボン・オフセット」という考え方に基づいた商品はこれまでになく、旅行を通して地球温暖化対策への貢献を提案するプランであるという。同プランに対応する宿泊施設の数は、約40施設からスタートし、今後順次増やしていくとしている。

カーボン・オフセットの方法は、一般財団法人 more treesが提供する J-クレジット制度により認証された森林由来のカーボンクレジットを活用しているとのことだ。

【定量カーボン・オフセットプランの商品概要の一例】
※設定期間2022年10月1日~2023年3月31日まで 

■京王プラザホテル
▶本館スタンダードツイン/バス・トイレ付
大人2名利用 一人あたり¥13,200~¥18,800(消費税・宿泊税・サービス料込)

■ルネッサンスリゾート オキナワ
▶スーペリアツイン(コーストビュー)/バス・トイレ付
大人2名利用 一人あたり¥14,900~¥59,600(消費税・サービス料込)

近畿日本ツーリストでは、「観光を通じた価値の提供」を SDGs マテリアリティ(重要課題)の一つとして特定し、脱炭素社会の実現に貢献しているという。

今後も持続可能な社会や未来のために、人や社会、地域や環境に配慮した商品を提案していくとし、また、企業活動を通して、自然や文化を守り育んでいくことにより環境保全活動に努め、企業の社会的責任を果たしていくとのことだ。