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グローバルファイナンシャルスクールは、この1年以内に投資を始めた全国20代〜60代の男女544人に対してアンケートを行い、結果を公表した。
調査結果の詳細は以下の通りとなる。
■この先の不安を解消するために投資を始める人が多数
1年以内に投資を始めた、投資初心者のうち50.2%と半数が「単純に資産を増やしたいから」投資を始めたと回答。
次いで「この先給料が上がると思えないから」が18.4%、「将来の年金支給減」が10.7%、「物価高がしばらく続きそうなので」が10.5%と続き、これからの不安に備えるために投資を始める人が多くおり、世相を如実に表す結果となった。
■投資をスタートして1年以内でやめた人が7.9%
先の不安に備えて、投資を始めたものの全体の1割近く(7.9%)が早くも投資から離脱していることがわかった。
投資から離脱した理由を尋ねたところ「投資に回す時間が無くなった」が1位、次いで「市場動向が見通せない」「損失が出た」とリターンが取れないことを理由にする人もおり、昨今の市場動向の難しさと、どうしても投資方針がブレてしまい、それにより投資にかかる時間や損失が膨らんでしまう、投資初心者の姿が垣間見えたとしている。
投資の基本である長期・積立・分散などの基本から外れ、投資ではなく投機に陥ってしまうケースが多いことが見てとれるとのことだ。
■今までの投資金額の平均は469万円。中間値は50万円、10〜49万円の価格帯が最多
これまでの投資金額の平均は「469万円」という結果に。また最大値は8,765万円、中間値は50万円となり、金額帯別でも10万〜49万円が最も多い価格帯となった。
最初から100万円や1000万円を超える金額を投資に回す強者もいる一方、中間値や最多の価格帯の傾向から、投資初心者の投資金額として、数万円から50万円程度の金額からチャレンジする人が多く、堅実に投資に取り組む姿が浮かび上がっている。
■投資初心者の投資先は、現在も今後も1位「投資信託」
現在も投資を続けている人に、どんな商品に投資をしているかを聞いたところ、第1位は「投資信託」で57.9%、第2位が「個別株」で44.3%、第3位は「FX」で38.5%となった。
今後については「個別株」と「REIT」がそれぞれポイントをあげている。
投資を始めたことで、ある程度の知識を習得した投資初心者が、より値動きの大きい商品に関心を持つ姿が見てとれたとのことだ。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:1年以内に投資を始めた、全国20代〜60代の男女
調査期間:2022年7月27日〜7月29日
回答者数:544名
<参考>
グローバルファイナンシャルスクール『投資に関するアンケート調査』