品川区、戸籍事務で「フリーアドレス」実証実験を8月より開始 時間帯で席と業務内容をローテーション

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品川区は、コクヨと地方自治体における新たな働き方の導入の可能性を検証するため、戸籍住民課戸籍届出事務における係で固定席を持たない「フリーアドレス」の実証実験を8月より開始したことを発表した。

■「フリーアドレス」実証実験について

戸籍事務は関係法令が多く、自治体業務の中でも極めて専門性が高い分野で、効率的な人材育成や職員間での相談、複数の職員の目による審査が必要となるという。

一方、同係では席が固定されていることで、窓口対応での経験などに偏りが生じていたこと、また、出張や日曜開庁による代休などによる空席がデッドスペースになり、職員間でのコミュニケーションが図りづらいことなどの課題があったとしている。

そこで品川区戸籍届出係は、今回新たに業務グループごとに席を固定しない「グループアドレス」方式という新しい働き方を導入した実証実験を開始。

同係の全職員19人を4つのグループに分け、時間帯によって席と業務内容をローテーションすることにより、最適な席で業務に取り組むことができるほか、常に隣席に同じ業務を行っている職員がいるため、効率的な人材育成やコミュニケーションの活性化が期待できるとしている。

なお、同実証実験はコクヨと共同で11月30日までの約4か月間の実施を予定しており、実験後はフリーアドレス導入の効果検証を行い、業務改善に生かしていくとのことだ。

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