コカ・コーラ×ウエルシアの「ボトルtoボトル」実施エリア拡大 11月から三重県内の29店舗にて使用済みPETボトルの回収を開始

TAG:

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、ウエルシアホールディングスの子会社ウエルシア薬局および協栄産業と協働する、水平リサイクル「ボトルtoボトル」事業における使用済みPETボトルの回収実施エリアを順次拡大すると発表した。

水平リサイクルとは、使用済みPETボトルを回収・リサイクル処理したうえでPETボトルとして再生し、飲料の容器として用いること。

現在実施している栃木県・茨城県に加え、ウエルシア薬局の東海地域の一部と近畿地域の310店舗を対象とし、本年11月から三重県内の29店舗にて使用済みPETボトルの回収を開始。

3社が協働する「ボトルtoボトル」では、ウエルシア薬局店頭に使用済みPETボトルの回収ボックスを設置、回収されたPETボトルは再生PET樹脂メーカーの協栄産業により収集され、同社工場にて粉砕・洗浄などの工程を経て、PET原料として再原料化されるという。

再生されたPET原料は、同社各工場にてコカ・コーラ社製品の容器に使われるとのことだ。

同社とウエルシアホールディングスは、2020年9月、栃木県内一部のウエルシア薬局店頭にて回収・分別された使用済みPETボトルを再原料化し、同社各工場にてコカ・コーラ社製品の容器として使用する「ボトルtoボトル」のモデルを構築することを目的とした実証実験を実施。

使用済みPETボトルの回収量、質、回収コストなどの検証を行い、2021年より回収地域を栃木県全域、茨城県に拡大してきたという。

同社はコカ・コーラシステムが目指す「容器の2030年ビジョン」において、パートナーとの協働による着実な容器回収・リサイクルスキームの構築などに取り組んでいる。

同社が有する使用済みPETボトルの回収・再資源化に関する実績と、ウエルシアホールディングスの販売網を連携した「ボトルtoボトル」の取り組みの実施エリアを拡大することで、日本国内におけるさらなるPETボトルの循環利用への貢献を目指すとのことだ。

【ウエルシア薬局との「ボトルtoボトル」協働事業プロセス】

モバイルバージョンを終了