モデルナ、12~17歳を対象にコロナワクチン「スパイクバックス」追加接種を推奨 欧州医薬品庁が肯定的見解を採択

Moderna モデルナ

メッセンジャーRNA治療薬とモデルナは、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、モデルナのCOVID-19ワクチン「スパイクバックス」について、初回免疫完了から3か月以上経過した12歳~17歳を対象とした50μgの追加接種について、条件付き販売承認(CMA)に含める肯定的見解を採択したことを発表した。

同採択を受け、モデルナの最高経営責任者ステファン・バンセル氏は、次のようにコメントした。

「12~17歳を対象としたスパイクバックスの追加接種の承認勧告は、この年齢層をCOVID-19と今後も出現する可能性のある変異株から守り続けるために重要な措置です。CHMPによる包括的な審査に感謝するとともに、欧州委員会による承認を期待しています」

CHMPは、モデルナからの包括的な安全性データを含めた科学的エビデンスに基づき肯定的見解を採択。

初回免疫完了から3か月以上経過後に50µgの追加接種を行うことで、オミクロン株を含む変異株に対する免疫応答が、追加接種前と比較して大幅に増加すると予測されるとのことだ。

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