リビン・テクノロジーズは、2022年8月15日に、WEB上の仮想空間に全国の住宅会社のVRモデルハウスを一堂に集めたバーチャル住宅展示場を開設し、スマホやPCからVR内覧できる「メタ住宅展示場」サービスをオープンしたことを発表した。
リビン・テクノロジーズは、同サービスで、年間80万組の住宅展示場来場者、全国3万社の注文住宅会社、注文住宅の市場規模6.6兆円をターゲットにビジネスを展開していくとのことだ。
「メタ住宅展示場」は、ネット上の仮想空間に実在するモデルハウスや施工物件を4K高画質で撮影、デジタルツインし、VRモデルハウスとしてVR内覧できるオンライン住宅展示場。
全国の住宅会社のVRモデルハウスが一堂に集まるため、住宅建築の検討者は時間や場所の制限なく、住宅会社を比較検討することができるという。なお、VRモデルハウス内覧にゴーグルは必要ないとのことだ。
住宅建築の検討者は、サイト上で各住宅会社のVRモデルハウスをVR内覧し、無料で問い合わせが可能。実際に建築された住宅の屋内を高画質4Kデジタル撮影するため、リアルな質感で室内を歩いているように内覧することができるとしている。
また、全国約350か所に点在する住宅展示場に足を運ぶ手間が省けるほか、大手ハウスメーカー以外にも、従来の住宅展示場に出展していない中小規模の工務店も多数参画を見込んでいるとし、住宅建築検討者における比較検討の幅が大きく広がるとのことだ。
一方、住宅会社は一般的なカタログ請求サービスとは異なり、VR内覧を経てより具体的なイメージを持った住宅建築検討者の詳細な希望建築内容を獲得可能。
既設のモデルハウスだけでなく、竣工済物件を撮影し3Dモデルハウスとして「メタ住宅展示場」に掲載することができるため、展示用住宅の建築を新たに行う必要がなく、従来の総合住宅展示場に出展することができなかった中小規模の工務店も住宅建築の検討者の選択肢に入ることが可能になるとのことだ。
リビン・テクノロジーズは、IT企業としてWeb3時代の到来に向け、メタバース・VR領域への進出で知見を蓄えていくとのことだ。