ヤマト運輸、UR賃貸住宅に住んでいる高齢者向けにIoT電球活用「クロネコ見守りサービス ハローライト訪問プラン」の提供を開始 10月より

ヤマト運輸は、2022年10月1日から、全国約71万戸のUR賃貸住宅に住んでいる高齢者向けに、IoT電球を活用した「クロネコ見守りサービス ハローライト訪問プラン」の提供を開始すると発表した。

1.背景および目的

近年、地域社会での独居高齢者の増加や家族構成の変化、地域コミュニティの希薄化などにより、高齢者の孤立が社会課題となっている。また、自治会や福祉関連事業者など、地域で高齢者を見守る側の人材不足や高齢化も課題となっている。

ヤマト運輸は、2021年2月からIoT電球「ハローライト」を活用した見守りサービスを全国で提供し、高齢の親を持つ家族や不動産関連事業者、自治体などで導入されているほか、一部自治体では、ふるさと納税返礼品としても利用されているとのことだ。

今回、独立行政法人都市再生機構(以下、UR都市機構)が公募した「高齢者向け見守りサービス提供に係る連携事業者」に採択され、2022年7月4日に連携協定を締結。

そして、2022年10月1日から全国のUR賃貸住宅に住んでいる高齢者向けに「クロネコ見守りサービス ハローライト訪問プラン」の提供を開始するとしている。今後もUR都市機構と連携し、全国のUR賃貸住宅に住んでいる人々が安心して住み続けられる環境づくりを推進していくとしている。

2.同取り組みの概要

(1)開始日
  2022年10月1日※2からお申し込み開始

(2)対象者
 全国約71万戸のUR賃貸住宅にお住まいの希望者
(設置先がUR賃貸住宅であれば、本人・家族・親族・友人など、誰でも申し込み可能)

(3)申し込み方法
  UR都市機構の住まいセンター(全国27カ所)またはサービスサイト

(4)メリット
  ・近くのUR都市機構の住まいセンターから簡単に申し込みが可能
  ・自宅の電球をIoT電球に取り替えるだけですぐに利用が可能

(5)サービス概要
申し込みをしたUR賃貸住宅の居住者の自宅内に同社スタッフがIoT電球「ハローライト」を設置。ハローライトの点灯/消灯の動きが24時間ない場合、事前に指定した通知先(例:親族や知人)と同社ネコサポサービスセンターに異常検知の通知メールが自動配信される。
居住者と連絡が取れない、または遠方などの理由で訪問できない場合、スタッフが居住者の自宅に代理訪問。状況に応じて地域包括支援センターなどに通報するとしている。

利用料金:月額1,078円(税込)初期費用・追加費用0円
サービスサイト:https://nekosapo-order2.kuronekoyamato.co.jp/mimamori.html

3.今後について

引き続き、地域の人々がより安心・便利に暮らせる持続的な見守りサービスの仕組みを構築していくという。また、ヤマトグループは地域に根差した企業市民活動や社会課題解決ビジネスなどの各取り組みを進め、サステナブル経営を強化していくとしている。

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