JTBグループの米国現地法人であるJTB USAは、KAZAANAと業務提携を行い、日本の伝統工芸品の越境ECサイト「JTB USA ONLINE STORE ARTISAN(以下、ARTISAN)」のサービスを開始したと発表した。

ARTISANロゴマーク

「ARTISAN」は、KAZAANAが提供する越境ECプラットフォームサービスを利用し、34ブランド、約1,200の伝統工芸品を米国内向けに販売する。「柿沼人形」の招き猫やだるま、「凛然」の江戸切子、「VEDUTA」の着物など、厳選した商品をラインナップ。

JTB USAが持つ米国での販売基盤、法人サービスのネットワークやマーケティングのノウハウを活かし、日本文化のファンや高品質な伝統工芸を求める人に魅力ある商品を届けていくという。さらに、法人向けの贈答品やイベントの商品として活用できるよう、企業名やロゴを入れるサービスも提供するとのことだ。

商品の一例

伝統工芸品の多くは自然の素材を使っており、修理をしながら長く使える、あるいは処分する際の環境負荷が低いといった特徴があるという。

JTB USAは、伝統工芸品の市場を海外に広げることで、この20年間で約3分の1まで減少した伝統工芸生産額(※)の回復、伝統工芸産業の継続を支援し、様々な工芸品を生み出す持続可能な地域づくりに寄与すると共に、伝統工芸とのふれあいをきっかけとした訪日旅行の需要喚起にも取り組んでいくとしている。

JTB USA ONLINE STORE ARTISAN
https://store.jtbusa.com/

ARTISANトップページ(イメージ画像)

※ 一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会調べ