Natureは、スマートリモコン「Nature Remo(ネイチャーリモ)」のスマートフォンアプリ「Nature Remoアプリ」をアップデートし、住んでいるエリアの当日の電力ひっ迫状況(使用率)を確認できる「電気ひっ迫予報」ウィジェットをリリースしたと発表した。
ウィジェットは、Nature Remoを持っていなくても同アプリだけで利用できるという。
2015年以来7年ぶりに政府から家庭・企業に対し節電要請が出た今夏、無理ない範囲での節電に「電気ひっ迫予報」を活用してほしいとのことだ。
■アップデート概要
同アプリの「電気ひっ迫予報」は、電力広域的運営推進機関(OCCTO)のウェブサイトに掲載されている情報に基づき、国内全10か所の電力エリア(北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国、九州、沖縄)の電力ひっ迫状況(使用率)をエリア別でウィジェットにて表示(※1)。
「電力需給ひっ迫注意報」「電力需給ひっ迫警報」(※2)の基準や各社が実施するデマンドレスポンス(※3)プログラム発動条件を踏まえ、電力使用率予報が92%未満は緑色、92以上97%未満で黄色、97%以上を赤色で表示するという。
電力ひっ迫が予想される時間を意識して電力を使用すると、ピークカット(電力需要のピークを低く抑える)やピークシフト(電力需要のピークを別の時間帯に移動させる)が起こり、電力需給ひっ迫解消のために追加稼働する火力発電量の減少に寄与、発電の脱炭素化にも繋がるとのことだ。
なお、今回のアップデートは、iOSのみの対応となる。
※1 同社データ更新のタイミング等によりOCCTOのウェブサイト掲載情報と差異が発生する場合がある。
※2 「電力需給ひっ迫注意報」「電力需給ひっ迫警報」とは、翌日の電力需要に対する供給の余力(予備率)が一定基準値を下回る見通しの場合に、16時を目途に資源エネルギー庁が発令するもの。「需給ひっ迫注意報」は、翌日の予備率が5パーセントを下回る見通しの場合、「需給ひっ迫警報」は、翌日の予備率が3パーセントを下回る見通しの場合に発令されるという。
※3 電力の需要側をコントロールし、需要と供給のバランスを調整する取り組み。