ロッテは、全国の20~50代社会人の男女を対象に「自律神経に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
■自律神経の機能を知っている人は2人に1人。64.5%の社会人が倦怠感を感じることがあると回答。
「自律神経の機能を知っているか」の設問に対し、53.8%が「知っている」「やや知っている」と回答し、自律神経の働きを理解している人は2人に1人という結果が明らかとなった。
また、自律神経の乱れによる症状の一つである、疲れがとれない、だるさを感じるなどの倦怠感を感じることがある人は、64.5%を占めたという。
同結果より、ロッテは、自分自身では原因が特定できない身体の不調、いわゆる“なんとなく不調”の原因が自律神経の乱れにある可能性が考えられるとしている。
また、「自律神経のバランスが乱れることによって起こる症状を知っているか」の設問に対しては、「疲れやすい・寝ても疲れがとれない」が61.0%、「やる気がでない
」が48.5%、「イライラする」が46.3%など、気持ちの変化に関する症状の認知度は高いが、頭痛や冷え、肩こりなど身体的な症状の認知度は低いという傾向がわかった。
■89.6%の人が、“季節の変わり目“に「自律神経が乱れることがある」と回答。仕事の効率低下を感じる人も多数
自律神経の乱れを感じることがあると回答した人のうち、「季節の変わり目に自律神経の乱れを感じるか」の設問に対し、10.5%が「常に感じる」、43.1%が「よく感じる」、36.0%が「時々感じる」と回答し、自律神経の乱れを感じる大半の人が寒暖差などが激しい季節の変わり目に不調を感じやすいことがわかった。
特に気圧や天気の変化が目まぐるしく起こる8月から9月は、十分な対策を行う必要があるという。
なお、同じく自律神経の乱れを感じることがある人のうち、91.9%が「自律神経が乱れることにより仕事の効率が低下していると感じたことがある」と回答し、自律神経の乱れは日常生活だけではなく仕事中も何らかの形で支障をきたすことが浮き彫りとなった。
■自律神経を整えるために日常的に意識・行動している人は、わずか22.8%。
自律神経を整える方法については、77.5%が「あまり知らない」「まったく知らない」と回答。
さらに自律神経を整えるために日常的に意識や行動をしている人はわずか22.8%といった結果となり、心身の不調を感じていても対策方法が分からない人が多いことや実際に対策を行っている人が少ないことが判明した。
自律神経の専門家である順天堂大学の小林弘幸教授によると、「自律神経」とは内臓や代謝、血流、体温といった体の機能を24時間体制でコントロールする神経であり、自律神経が乱れると、不安や緊張感の高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、頭痛等さまざまな支障を起こす可能性があるという。
ロッテは、同意識調査の結果とともに専門家監修の自律神経チェックリストや簡単にできる対策法も同調査結果のページにて公開している。
【調査概要】
調査方法:WEBアンケート調査(全国)
調査対象:全国の20~50代社会人の男女
有効回答数:400名
調査期間:2022年6月27日~6月28日
ロッテ調べ
<参考>
ロッテ『自律神経意識調査』