茨城交通、路線バス全車両約400台で各種キャッシュレス決済を導入 Visaのタッチ決済やQRコード決済で乗車可能に

茨城交通

茨城交通、みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(以下、Visa)、小田原機器、QUADRACは、茨城交通の運行する路線バス約400台において、新たに各種キャッシュレス決済の導入を決定したと発表した。

新サービスの概要

現在、茨城交通の路線バスではICカード・現金以外の決済手段がなく、ICカードも「いばっピ」(統合前の茨城交通エリア)、「でんてつハイカード」(旧日立電鉄交通サービスのエリア)の互換性の無い2つのサービスが併存しているという。

今回、全エリアのサービスを「いばっピ」に統一するとともに、新たにVisaのタッチ決済とQRコード決済での運賃支払いを可能とすることで、利便性の向上を実現するとしている。

【新サービスの概要】

■路線バスで各種キャッシュレス決済の利用が可能に

・Visaのタッチ決済
Visaのタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォン等を乗降時に決済端末の読取部にかざすことで運賃支払いが可能。
また、Visaのタッチ決済利用者に対して、利用実績に応じた柔軟な運賃サービスが可能となるという。(今後検討するとしている。)

・QRコード決済
降車時にスマートフォンに表示させたQRコードを決済端末のカメラに読み取らせることで運賃支払いが可能。(乗車時は整理券を取得。)

・MaaSデジタルチケット
茨城MaaSで販売するデジタルチケットが利用可能。
降車時にチケット画面に表示されるQRコードを決済端末のカメラに読み取らせることで認証が完了。(乗車時は整理券を取得。)

■いばっピのサービスが更に便利に

・日立エリアへ「いばっピ」サービスを拡大。(でんてつハイカードはサービスを終了するとのこと。)
詳しいサービス終了時期等は決まり次第発表するという。

・「いばっピWebサービス」の提供を開始。
窓口に行く必要がなく、PC、スマートフォンで各種手続きが可能。

1.継続定期券の購入
Webで継続の申込・決済後、持っている定期券でバスに乗車すると有効期間が自動で更新される。

2.オートチャージの新規申込、解約
オートチャージの申請が可能。

3.新規定期券の購入予約
あらかじめ予約することで、窓口での購入時間を大幅に短縮できる。

【利用者のメリット】

●決済手段として利用の増加が著しいVisaのタッチ決済やQRコード決済等のキャッシュレス決済手段で利用できるため、路線バスの利用頻度の少ない人や、地域外から来る観光客の利便性が向上。
● すべてのキャッシュレス決済手段を同じ決済端末で処理し、分かりやすい利用方法を実現。
●「いばっピ」の各種手続きをWebサービスで受け付けるため、繁忙期の窓口混雑を大幅に軽減。
●茨城交通の路線バス全エリアで統一されたサービス。

▼決済端末の利用イメージ

・いばっピ、Visaのタッチ決済
端末の読取部に、いばっピ、タッチ決済対応のカードやスマートフォン等をかざすという。

・QRコード決済、MaaSデジタルチケット
整理券を投入後、端末のカメラに、スマートフォンの画面に表示したQRコードを読み取らせるとのことだ。

【各社の役割】

各社の役割
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