さとふる・山梨県、猫の致死処分を減らすため寄付受け付けを開始 地域防災を担う「ジュニア防災マスター」の育成も

山梨県とふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営するさとふるは、寄付金の使途に応じて事業を立ち上げ寄付を募る「さとふるクラウドファンディング」にて、山梨県の2事業の寄付受け付けを2022年8月1日より開始すると発表した。

「さとふるクラウドファンディング」は、ふるさと納税の仕組みを活用して、寄付金の使途に応じた事業を立ち上げ寄付を募る、クラウドファンディング型ふるさと納税サイト。

寄付者は「さとふるクラウドファンディング」上で具体的な寄付金の使途から寄付先を選択することができるほか、自治体への応援メッセージの投稿や集まった寄付金額を随時確認することもできるという。

■各事業について

1.山梨県の将来を担う「ジュニア防災マスター」育成事業

山梨県ではこれまでも地域防災力向上のため、大人を対象とした人材育成に取り組んできたが、将来にわたって防災力を維持していくためにも、小学生・中学生を対象に「ジュニア防災マスター」を育成するという。

集まった寄付金は、防災に関する基本事項や地域特性を踏まえた災害情報を掲載した県独自の防災ガイドブックの制作や、防災について学び災害時の体験ができる防災教室の開催に活用されるとしている。

防災教室を修了した小学生・中学生には「ジュニア防災マスター」として認定証が交付されるとのことだ。

<事業概要>
事業名:山梨県の将来を担う「ジュニア防災マスター」育成事業
目標寄付額:1,000,000円
受付期間:2022年8月1日~2022年8月31日
URL:https://www.satofull.jp/projects/business_detail.php?crowdfunding_id=195

<山梨県からのメッセージ>
本県ではこれまで、自治会役員の方々などに向けた「地域防災リーダー養成講座」や、さらに高いレベルでの防災力向上を目指す「甲斐の国・防災リーダー養成講座」など、大人の方々を対象とした人材育成に取り組んで参りました。今後はこれまでの取り組みを継続しつつ、若者世代である小中学生に対する防災教育を行い、若年層からの防災意識向上を図っていきたいと考えておりますので、ぜひとも皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

2.子猫の致死処分を劇的に減らす!人と動物の共生社会推進プロジェクト

山梨県では人と動物が共生する社会を推進するため、猫の不妊・去勢手術の補助事業や離乳前の子猫の一時飼養を行うミルクボランティア活動の支援を行っているという。これまで「さとふるクラウドファンディング」では2020年から3度にわたり寄付を募集し、380万円以上もの寄付が集まったとのことだ。

しかし、いまだに年間400頭近い犬猫が行政施設に収容されており、支援事業をさらに推進する必要があるため、再び寄付を募集。

2022年度は飼い主の有無を問わず不妊・去勢手術の対象を拡張し、県内全市町村と連携して致死処分の減少を目指すとしている。

また、収容された子猫の譲渡を促進するためのミルクボランティア募集・支援事業も継続して行うとのことだ。

<事業概要>
事業名:子猫の致死処分を劇的に減らす!人と動物の共生社会推進プロジェクト
目標寄付額:2,000,000円
受付期間:2022年8月1日~2023年3月31日
URL:https://www.satofull.jp/projects/business_detail.php?crowdfunding_id=196

<山梨県からのメッセージ>
このプロジェクトでは、県民の動物愛護に対する意識の醸成を図り、飼い主への適正飼育の普及啓発を行うとともに、猫の不妊・去勢手術補助事業を拡充し、不妊・去勢手術を一層推進することで猫の無秩序な繁殖を防止し、猫の致死処分数の減少をめざします。また、ミルクボランティア活動を支援し子猫の譲渡促進にも引き続き取り組みます。人と動物の共生する社会の実現に向けた山梨県の取り組みに、皆さまのご支援をお願いいたします。

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