JR東日本、石巻線「渡波駅」の建て替えを発表 慶長遣欧使節船「サン・ファン・バウティスタ号」に整備されていた見張台をモチーフ

渡波駅

東日本旅客鉄道仙台支社は、1939年に建設されて以来、83年が経過している石巻線「渡波駅」の建て替えを行うと発表した。

なお、建て替え工事に伴い、券売機等の仮移設を行うとのことだ。

■駅舎コンセプト

渡波駅は、慶長遣欧使節船「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船を展示していた「サン・ファン館」の最寄り駅。

現在「サン・ファン・バウティスタ号」復元船は展示されていないが、今回の新駅舎は、実物船にも整備されていた見張台をモチーフに、半円形状のデザインであるという。

また、待合室のベンチには、解体する現駅舎の木材を利活用し、未来へと引き継いでいく計画としている。

■駅舎概要

駅住所:宮城県石巻市渡波町1丁目7-1
構造・規模:(旧)木造平屋建 延床面積約125㎡ (新)鉄筋コンクリート造平屋建 延床面積約48㎡

■工事スケジュール

工事着手:2022年8月予定
券売機等仮移設:2022年9月予定
新駅舎利用開始:2023年3月末予定

■外観

【左】既存駅舎 【右】新駅舎イメージ
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