ファーマシフトが提供するLINE公式アカウント「つながる薬局」は、薬局からの要望や問い合わせを受けて、患者向け・薬局向けの機能を強化したことを発表した。
■「つながる薬局」の新機能
(1)「お気に入り薬局」登録機能追加
ユーザーが薬局に処方箋送信する際、店舗検索することなく、自身のかかりつけ薬局をすぐに選択できる「お気に入り登録」機能を追加。あらかじめお気に入りの店舗を登録しておけるため、いざという時にすぐに利用することができる。
また、薬局側から店舗個別のQRコードを案内し、読み込むだけでその店舗をお気に入りとして登録してもらうことも可能。薬局は、集患対策としても、ポスティングチラシや店頭の掲示などで利用することができるとしている。
(2)薬剤師必見の4大服薬フォロー機能
厚生労働省が発表した「患者のための薬局ビジョン」では、継続的な患者のフォローアップが薬局・薬剤師にとって重要と位置付けられている。
法改正により義務化された同服薬フォローは、薬剤師がその専門性を活かし実施するものだが、より安全で効率的に行うには、薬局におけるデジタルシフトが欠かせないものとなっているという。
「つながる薬局」は、すでにリリースされていたものを含め、4つの服薬フォロー機能を有しており、「つながる薬局」の服薬フォロー機能を利用することで、従来、電話で服薬フォローを実施していた薬局の運用を効率化し、フォローが必要な患者に漏れなく薬剤師が服薬サポートをすることが可能となるとのことだ。
■4大服薬フォロー機能
●ToDo管理機能
薬剤師が実施予定の服薬フォロータスクをあらかじめ登録し、一覧表示で確認可能。
●予約配信機能(新)
メッセージを送信したい日時・内容を事前に設定し、自動で送信することができる。適切なタイミングで送ることで、タイミングを逃さず効率的に服薬フォローを行うことが可能。
●テンプレート機能(新)
服薬フォローでよく利用する文章をあらかじめ設定・保存しておくことが可能で、送信時に選択して利用できる。
●選択回答ボタン(新)
2択式の設問を作成。ユーザーは、LINEに届いた質問と2択の回答から選んでタップするだけで、薬剤師に返信を送ることができる。
「つながる薬局」は、全国の薬局が共通のLINE公式アカウントを使用することで、患者自身での薬情報の一元管理を実現していくとしている。
また、対物から対人業務へシフトしていく薬局・薬剤師が受け入れやすいデジタルの環境作りを進めることで、さらなる薬局の利便性向上に努めるとのことだ。