キャンプ場が多い県ランキング、1位は「山梨県」 コロナ禍で再来のキャンプブーム NTTタウンページが理由を考察

キャンプ camp

NTTタウンページは、全国のキャンプ場の登録件数から人気の状況を考察し、どの地域にキャンプ場が多いのかを都道府県別に調査し、結果を公表した。

コロナ禍の影響もあり、キャンプをする人が増え、実に30年ぶりのキャンプブームの再来ともいわれているという。NTTタウンページは今回、全国のキャンプ場の登録件数から人気の状況を考察し、人口10万人当りの登録件数から見るランキングを紹介している。

■「キャンプ場」登録件数の推移

はじめに、2013年から2022年までの全国のキャンプ場の登録件数の推移データを調査。2013年から2022年までの全国のキャンプ場登録件数は、毎年約30件ずつ減少し続けているものの、コロナ禍においても微減でとどまっていた。

「キャンプ場」登録件数の推移
出典:「タウンページデータベース」(NTT東日本・NTT西日本)NTTタウンページ調べ

NTTタウンページは、コロナ禍で都会など人が密集する地域への外出がしづらい、越境での感染を懸念して遠方への旅行がしづらいといった事情がある中、近場でアウトドアを楽しめるのがキャンプであることがコロナ禍においてもキャンプ場の登録件数が微減でとどまっている理由だとしている。

また、昨今1990年以来30年ぶりにキャンプブームが到来しているが、第一次キャンプブームの子どもたちが大人になったこともキャンプが流行している要因の一つではないかと同社は考察。

さらに、キャンプグッズが多様化したことで、キャンプが大きな家族イベントから日常的に楽しめるようになったこともキャンプブームを後押し。

持ち運びのしやすい簡易テントやコンパクトな焚き火セットなど、一人でも楽しめる装備が増えたことで、誰でもキャンプを始められる環境が整いつつあり、写真映えと機能性を備えたグッズを展開するアパレルブランドも参入するなど、業界の垣根を超えた市場規模の広がりも見えているとのことだ。

■「キャンプ場」が多い県は?

続いて、2020年から2022年にかけての都道府県別キャンプ場登録件数と10万人あたりのキャンプ場の件数の調査結果を紹介。

2020年から2022年までのキャンプ場登録件数上位の県の顔ぶれは変わっておらず、3位が岐阜県、2位が長野県、1位は山梨県となった。

1位の山梨県は100件前後で推移しており、人口10万人あたりの登録件数も高い数値が出ているという。2位の長野県は90件のボーダーを超えられず、3位の岐阜県は、2022年の新規登録が2件増えており、上位3県の中では唯一登録件数を伸ばしている。

また、トップ10位にランクインしている都道府県の中では、福島県と熊本県が昨年より登録件数が増加しているとのことだ。

「キャンプ場」が多い県
出典:「タウンページデータベース」(NTT東日本・NTT西日本)NTTタウンページ調べ

1位:山梨県
山梨県は日本のほぼ真ん中に位置する場所で、周りを山や川に囲まれた自然豊かな場所。日本一の富士山を眺めながらのキャンプは非日常を感じさせてくれること間違いなしだという。富士五湖の周辺には多くのキャンプ場が設けられているため、自然の澄んだ空気の中でキャンプを楽しむことができるとのことだ。

2位:長野県
長野県は、山梨県同様日本の中央部に位置しており、3,000m級の山の数で日本一の場所。巨峰を中心とした高原地域ならではの農作物が魅力的で、夏の避暑地としても有名なため快適な環境でのキャンプを楽しむことができるとしている。

3位:岐阜県
岐阜県は、北は3,000m級の山々が連なり南に広がる平野には日本名水百選に選ばれた長良川がある。自動車で乗り入れることのできるオートキャンプ場から、本格的なキャンプが楽しめる林間エリアなど、初級者から上級者まで楽しめる施設が豊富とのことだ。

【調査概要】
都道府県別人口約10万人に対する「キャンプ場」の登録件数分布および年別の推移を掲載。
対象期間:2020年・2021年・2022年の各6月時点
抽出方法:タウンページデータベースの業種分類「キャンプ場」に登録されている件数を集計し算出。
※1人当たりの登録件数は、小数点以下数桁になるため10万人換算。

<参考>
NTTタウンページ『最新!日本全国ランキング~キャンプ場が人気の県はどこ?その理由を考察~』

モバイルバージョンを終了