楽天グループ(以下、楽天)は、自治体職員向け情報ポータルサイト「地域創生ポータル」を新たに開設するほか、自治体向けデータ分析ツール「RakuDash」(ラクダッシュ)およびデータ利活用ワークショップ「RakuDemy」(ラクデミー)を今後提供することを発表した。

楽天は今後も、様々な自治体の地域課題と向き合い、ITを通じた地域課題の解決や地域のDX化支援に取り組んでいくとしている。

■「地域創生ポータル」概要 

開設時期:
2022年7月28日

概要:
楽天の地域創生事業に関する情報を集約したポータルサイト

特徴:
・自治体担当者からの相談や問い合わせの受け皿としての活用
・ ITを活用した地域課題の解決支援として楽天が提供するサービスやノウハウ、各自治体との協働による地域の課題解決の事例を紹介

※URLは近日中に公開予定とのこと。
※掲載内容は順次拡充予定としている。

■「RakuDash」(ラクダッシュ)概要

サービス開始時期:
2022年9月上旬頃

概要:
地域課題解決のために「楽天市場」での物産展や「楽天ふるさと納税」による寄付の募集、「楽天トラベル」を活用した観光振興などに取り組む自治体向けのデータ分析ツール

※有料での提供となる。
※自治体からの申し込みから利用までは、内容に応じて、順次個別に対応となる。

特徴:
・自治体の外貨獲得にまつわる領域(物産・ふるさと納税・観光)の楽天のマーケティングデータを毎月提供
・契約自治体(都道府県または市町村)単位の購買データサマリー・ユーザーデータサマリーを提供
・自治体内で、データに基づいた施策立案や振り返りなどが可能 

※各自治体には、事業者や個人が特定できない状態に加工した分析結果を開示するとのこと。

■「RakuDemy」(ラクデミ―)概要

自治体職員向けのデータ利活用ワークショップは、2021年よりこれまでも実施しており、「RakuDemy」という名称にて新たに提供開始するという。

概要:
楽天のマーケティングデータや「RakuDash」のデータを活用し、所属地域を分析する、自治体職員向けのワークショップ

講座内容:
・入門編(1日開催): 地域創生におけるデータ利活用の基礎やデータ活用の重要性について座学で学ぶプログラム
・実践編(3日開催): データを活用したマーケティング企画の立案から振り返りまでのPDCAを学べるプログラム。ターゲット選定やテストキャンペーンの実施、企画の振り返りなどをワークショップ中に実施するという。

※「入門編」、「実践編」それぞれ有料のワークショップとなる。
※自治体からの申し込みからワークショップの実施までは、内容に応じて、順次個別に対応となる。