ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(以下、ファイターズ)は、2023年3月に開業する北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(以下、エスコンフィールド)」を核とした「北海道ボールパークFビレッジ(以下、Fビレッジ)」において、パナソニックとパートナーシップ契約を締結したと発表した。

ファイターズが目指す新しいスポーツ・ライブエンターテイメントを、パナソニックの製品や演出ノウハウを取り入れ実現していくとのことだ。

■パートナーシップの意義と概要

Fビレッジは、エスコンフィールドを中核に、宿泊施設や商空間、農業学習施設、認定こども園、レジデンスなどを設けた持続可能な街づくりを目指しているという。

新しいライブ・エンターテイメントや、最先端ウェルネスライフをテーマに、野球観戦に加え、地域社会の活性化や社会への貢献につながる「共同創造空間」を目指し、様々なパートナーと共に開発を進めているとのことだ。

同パートナーシップ契約により、パナソニックの技術を用いた新たな観戦体験の提供や、選手と同じ高さで観戦できるプレミアムな空間でのパナソニック製品の体験など、多様な観戦スタイルの実現を目指すとしている。

2.主な取り組み

①競技・演出照明の設置

エスコンフィールドの照明設備として、パナソニック製の照明器具354台を導入。野球のプレー環境に最適な照明設計により、観客、選手、施設運営それぞれの視点でメリットがある照明環境を目指すという。

・観客視点
更なる体験価値向上のため、新たにフィールド上を光が駆け巡る演出手法を開発。354台の照明を個別に制御することで、フィールド上の光がウェーブ状に動くなど、これまでにない照明演出が可能となるとのことだ。

・選手視点
国内でのアリーナやスタジアムで導入実績があるパナソニックのVRによる照明シミュレーション技術を用いて、まぶしさを感じにくい、試合に最適な照明環境を実現するとしている。

・施設運営視点
LED照明は、従来のHIDランプと比較して省エネな上、照明を個別に点灯・消灯できるため、試合以外での利用へも柔軟な対応が可能となるという。

【左】LED投光器 【右】エスコンフィールド照明イメージ ホームベース側(白い線は照明の光のイメージ)
照明演出イメージ

また、Fビレッジ内の街頭や、エスコンフィールド以外の施設での照明設備の設置も計画。照明演出により、エスコンフィールド含めたエリア全体の活性化を目指すとのことだ。

②統合演出システムの導入

照明、映像、音響などを連動した演出が可能となる、統合演出マネジメントシステムを導入。エスコンフィールド内に約600台のサイネージを設置し、よりエンターテインメント性の高い試合観戦を提供するという。

③「Panasonic CLUB LOUNGE」の設置

ベンチ間近の観戦スペースであるダグアウトクラブの三塁側ラウンジを「Panasonic CLUB LOUNGE」と命名し、パナソニックの製品・サービスを体験しながら上質な食事とともに試合観戦が楽しめる場として提供するとのことだ。

選手と同じ目線の高さで臨場感のある試合観戦を楽しみながら、パナソニック製の演出照明、最新の美容・健康・AV製品の体験が可能となり、これまでにない観戦体験を実現するとしている。

【左】Panasonic CLUB LOUNGEエントランス 【右】Panasonic CLUB LOUNGEセンターラウンジ
【左】Panasonic CLUB LOUNGEビュッフェカウンター 【右】Panasonic CLUB LOUNGEリラックスエリア
【左】三塁側ダグアウトクラブシートエントランス 【右】三塁側ダグアウトクラブシート