サイバーエージェントは、新たな福利厚生として「卵子凍結補助」を同社独自の女性活躍促進制度「macalon(マカロン)パッケージ」に追加したと発表した。
同社では2014年に女性活躍促進制度「macalonパッケージ」 を導入し、社員が長く継続して働くことができる職場環境の向上に取り組んできたという。
女性特有の体調不良のための休暇制度「エフ休」をはじめ、「妊活休暇」「妊活コンシェル」などの妊活支援制度、認可外保育園に子を通わせる社員への料金補助制度「認可外保育園補助」のほか、子育て中の社員の活躍を伝え、周囲の理解促進と不安解消を図るオンライン社内報「パパママ報」といった8つの制度からなるパッケージを提供し、幅広く社員に活用されているとのことだ。
今回導入した「卵子凍結補助」は、女性社員を対象とし、採卵、凍結保存などの卵子凍結に関する費用の一部を会社が負担するという。
現在、同社では多くの女性社員が活躍しており、全社員数に占める女性社員比率は33%となっており、女性活躍が進み、またさまざまな社会変化を背景に個人の価値観やライフスタイルの多様化が進む中、社員のライフプランやキャリア形成の選択肢を広げるとともに、一人ひとりの社員が能力を発揮しながら自分らしく長期で活躍できる職場環境の実現を目指し、今回「卵子凍結補助」の導入に至ったとのことだ。
また同制度の追加に伴い、社員が卵子凍結についての正確な知識を得た上で制度が利用できるよう、卵子凍結サービス等を提供するグレイスグループによるサポートのもと、専門医による社員向けセミナーなども実施。
同社は、今後も多様な社員がワーク・ライフを充実させながら、長期で活躍できる環境づくりを進めていくとしている。
■グレイスグループについて
グレイスグループは、「子供を持ちたいと願う一人でも多くの女性の夢がかなう未来の創出」をミッションに掲げ、女性の医学的機能(月経・妊娠・出産など)にまつわる様々な負担やリスクを軽減するための最先端の総合医療サービスの提供を目指しているという。
「卵子凍結補助」の概要
女性社員を対象に、各種検査や卵巣刺激、採卵、凍結保存など卵子凍結に関する費用について一人40万円を上限に補助する制度。通院の際には、特別休暇「妊活休暇」の取得が可能。