東京地下鉄(以下、東京メトロ)では、2022年8月6日から有楽町線小竹向原駅~新木場駅間において、ワンマン運転を開始すると発表した。
有楽町線では、現在、和光市駅~小竹向原駅間においてワンマン運転を実施している。今回、小竹向原駅~新木場駅間において準備が整ったことから、同区間でワンマン運転を開始し、有楽町線全線がワンマン運転になるとのことだ。
ワンマン運転実施区間では、ATO(自動列車運転装置)による自動運転を行っており、ドアの開閉については運転士が運転席に設置したモニターにより乗客の乗り降りの状態を確認し、安全に操作しているという。
また、ホームドアに支障物を検知するセンサーを設置し、車両とホームドアの間の安全を確認した上で列車が安全に出発できるシステムにしているほか、車両とホームの間が広く開いている箇所に可動ステップを設置し、乗客が乗り降りされる際の踏み外しや転落防止を図っているとのことだ。
車内で異常が発生した場合は、運転士または総合指令所の指令員が車内非常通報器(利用客との通話機能付き)により状況を把握し適切に対応するとしている。
なお、今回のワンマン運転開始に伴うダイヤの変更等はないという。
東京メトロでは、今後もユーザーが安心して利用できるよう、安全とサービスをより一層向上させ、東京圏の重要な交通インフラとしての役割を果たしていくとしている。