三菱自動車工業(以下、三菱自動車)は、女性活躍推進に対する取り組みが評価され、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社(以下、MSCI)がESG(環境・社会・ガバナンス)投資のために開発した「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」の構成銘柄に5年連続で選定されたことを発表した。
「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」は、女性の雇用や管理職の割合、ダイバーシティへの取り組みなど「女性活躍推進法」に基づく開示情報をもとにスコアを算出することで、性別多様性に優れ、長期的に持続可能な成長が見込める企業を構成銘柄に選定しているという。
本指数は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のESG投資を行うための指数の一つとして採用されているとのことだ。
三菱自動車は、環境・社会・ガバナンス各分野の様々な課題から優先して取り組むべき重要課題としてマテリアリティを特定。
マテリアリティの一つ、「新しい常態に対応した働き方改革の推進(ダイバーシティ、ワーク・ライフ・バランス)」では、社員の多様性を尊重し、一人ひとりがやりがいを持って働き、自身の能力を存分に発揮し、心身ともに健康でいきいきと働ける職場環境の整備に取り組んでいるとのことだ。
【女性活躍推進に関する主な実績】
1.女性従業員比率の増加WIN選定前の2018年3月と比較し、2022年3月の女性従業員比率は9.9%から11.0%に増加。
2.女性管理職比率の増加WIN選定前の2017年7月と比較し、2022年7月の女性管理職比率は2.9%から4.7%と、1.6倍に増加。
【女性活躍推進に関する目標および主な取り組み例】
1.女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画の策定および実行2021年4月1日~2024年3月31日までの3年間、下記(1)・(2)の目標達成に取り組むとしている。
(1)事技系指導専門職(管理職手前)における女性社員比率を15%にする
(2)男性社員の育児休業取得率を10%以上(年)にする
2.仕事と育児や介護との両立支援育児や介護を対象とした支援制度の他、フレックスタイム、リモートワーク制度の導入、社内相談窓口「両立支援コンシェルジュ」、事業内託児所の設置等、多様な社員の能力を最大限に発揮できる環境整備を推進。
三菱自動車は、今後も持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指し、サステナビリティに関する取り組みを全社的に推進していくとのことだ。