アイリスオーヤマ、「ストアソリューション事業」に新規参入へ 小売店舗の課題解決を総合支援

アイリスオーヤマは、法人事業の基盤を強化、拡充するため、小売店舗の価値創造と課題解決を総合支援する「ストアソリューション事業」に新規参入することを発表した。

アイリスオーヤマ、「ストアソリューション事業」に新規参入

■ストアソリューション事業概要

<省人化・省力化>
IoTセンサー技術を活用して、店舗オペレーションの自動化を推進し、IoTセンサー等の機器により、店舗における様々な記録作業を自動化することで業務のDXを推進。また、省人化什器や店舗スタッフの作業効率等を「見える化」することで、店舗運営マネジメントの変革を支援。

【左】HACCP対応冷ケース温度測定サービスで温度管理を自動化
【右】省人化什器で陳列作業を省人・省力化

<省エネ・脱炭素>
電力需給ひっ迫が続き、更なる省エネが求められているなか、LED照明による節電効果に加え、無線照明制御システム「LiCONEX」を活用することで、目的と時間にあわせて点灯する照明機器により、明るさを調整することで、きめ細かく柔軟な節電が可能に。

照明を時間帯やエリアで個別に制御して大幅な省エネを実現

<リアル店舗の価値創造>
プロジェクターやデジタルサイネージを活用することで、ダイナミックで顧客の注目を集める映像を演出でき、リアル店舗でしか得られない顧客体験と空間デザインといった新たな付加価値を提供。

また、照明の色を自在にコントロールできる調色LED照明により、季節や時間帯、店舗レイアウトに合わせて最適な照明空間を提供することで、顧客の購買行動に変化をもたらし、より快適な購買環境の実現を支援。

店舗レイアウトに合わせて最適な照明空間を提供

<新たなマーケティング手法の創出と共同研究>
AIカメラやIoTタグによって、来店顧客の人数、性別、年代、店内での導線といった様々な属性に応じた多様な分析が可能に。これらの分析データとPOSデータを組み合わせることで、店舗ごとの顧客特性や併買する可能性の高い商品を把握し、より精度の高い販売予測を実現。

また、購買に至るまでの経緯の可視化、レイアウト変更や販売企画による購買行動の変化といった店舗運営のノウハウをデータとして蓄積。さらに、複数の企業が参画する「チェーンストアAI分析研究会」を通じて、多くの企業が抱える課題の解決と新たなマーケティング手法の検証することでリアル店舗の更なる価値創造にも取り組む。

新たなマーケティング手法の創出と共同研究

アイリスオーヤマが新規事業参入する「ストアソリューション事業」は、店舗に必要な什器・内装、LED照明、オフィス家具に加え、IoTやDX清掃ロボットなど同社の多様な事業領域における豊富な商材やサービスを活かし、小売業者に対して店舗運営の課題解決とリアル店舗の付加価値の創造を総合的に提案するとのことだ。

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