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「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指すUPDATERのエアテック事業「みんなエアー」は、大企業(従業員数1,000名以上)の総務担当者110名を対象に、夏の電力不足に対する意識調査を実施。
■調査サマリー
78.2%の大企業が、節電の取り組みを予定
「Q1.今年の夏の電力不足に対し、お勤め先での節電の取り組みを予定していますか。」(n=110)と質問したところ、「具体的な取り組み内容が決まっている」が47.3%、「取り組む予定だが、内容を検討している」が22.7%という回答に。
・具体的な取り組み内容が決まっている:47.3%
・取り組む予定だが、内容を検討している:22.7%
・取り組む予定だが、内容の検討をしていない:8.2%
・取り組む予定はない:10.9%
・わからない/答えられない:10.9%
節電の取り組み方、半数以上が「こまめな消灯」、「空調温度のルール化」、「必要な場所にのみ空調を活用」と回答
Q1で「具体的な取り組み内容が決まっている」「取り組む予定だが、内容を検討している」と回答した人に、「Q2.お勤め先での具体的な節電の取り組み予定の内容を教えてください。(複数回答)」(n=77)と質問したところ、「空室・不在時のこまめな消灯」が67.5%、「空調の設定温度をルール化する」が58.4%、「必要な場所にのみ空調を活用する」が54.5%という回答となった。
・空室・不在時のこまめな消灯:67.5%
・空調の設定温度をルール化する:58.4%
・必要な場所にのみ空調を活用する:54.5%
・空調の省エネモードを利用:37.7%
・電球の間引き点灯の実施:33.8%
・エレベータを使用せずできるだけ階段を使用する:28.6%
・電気設備の使用時間を制限する:23.4%
・電球をLEDに変える:18.2%
・その他:1.3%
・わからない/答えられない:0.0%
「クールビズの推進」や「毎月2回電気を終業時に一斉消灯する日を設定」などの節電方法も
「Q3.Q2で回答した以外に、お勤め先での具体的な節電の取り組みがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=77)と質問したところ、「クールビズの推進」や「毎月2回電気を終業時に一斉消灯する日を設定している」など40の回答を得ることができたという。
<自由回答・一部抜粋>
・毎月2回電気を終業時に一斉消灯する日を設定している。
・クールビズの推進。
・会議室の消灯徹底。
・早帰り運動。
・お昼休みの時間帯は全部署の天井の電気を消灯している。
・待機電力カット(不使用機器プラグをコンセントから抜く)。
・電力消費計測機を設置する。
・温水は使わない。
・ライトダウンデーの設定。
51.5%が、空調と換気の切り替えのタイミングにルールあり
Q2で「必要な場所にのみ空調を活用する」「空調の省エネモードを利用」「空調の設定温度をルール化する」のいずれかを回答した人に、「Q4.空調と換気の切り替えのタイミングに決まりやルールはありますか。」(n=68)と質問したところ、「ある」が51.5%、「ない」が33.8%という回答となった。
・ある:51.5%
・ない:33.8%
・わからない:14.7%
換気頻度のルール、60.0%が「1時間に最低1回」と設定
Q4で「ある」と回答した人に、「Q5.換気をしているおおよその頻度を教えてください。」(n=35)と質問したところ、「1時間に1回以上」が37.1%、「1時間に1回程度」が22.9%という回答となった。
・1時間に1回以上:37.1%
・1時間に1回程度:22.9%
・2時間に1回程度:34.3%
・3時間に1回程度:5.7%
・4時間以上に1回程度:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
換気ルールを設定していない企業の65.2%が、「換気をするタイミングは難しい」と回答
Q4で「ない」と回答した人に、「Q6.換気をするタイミングは難しいと思いますか。」(n=23)と質問したところ、「非常にそう思う」が17.4%、「ややそう思う」が47.8%という回答となった。
・非常にそう思う:17.4%
・ややそう思う:47.8%
・あまりそう思わない:17.4%
・全くそう思わない:8.7%
・わからない/答えられない:8.7%
オフィスのピーク時電力消費は「空調が約48%」を占める事実について、66.4%が知らず
「Q7.あなたは、平均的なオフィスにおけるピーク時の電力消費の内訳は、「空調が約48%」を占めている事実を知っていますか。」(n=110)と質問したところ、「知っている」が33.6%、「知らない」が66.4%という回答となった。
・知っている:33.6%
・知らない:66.4%
8割以上が換気のタイミングを図ることで、省エネと感染症対策、快適な職場環境を実現したいと期待の声
「Q8.必要十分な換気のタイミングを図って省エネと感染症対策、快適な職場環境を実現したいと思いますか。」(n=110)と質問したところ、「非常にそう思う」が37.4%、「ややそう思う」が44.5%という回答となった。
・非常にそう思う:37.4%
・ややそう思う:44.5%
・あまりそう思わない:12.7%
・全くそう思わない:0.9%
・わからない/答えられない:4.5%
今年の日本の夏は深刻な電力不足が叫ばれており、日々ニュースで節電が呼びかけられている。なお、政府は電気料金の高騰対策として、節電をした家庭や企業を優遇する新たな制度を発表し(2022年7月21日予定)、家庭では節電でのポイント付与などが行われるとのことだ。
大企業においては電力の過剰使用に対する対策が毎年行われるが、熱中症や感染症対策としての懸念もあり空調の節電に関しては悩みを抱えやすいことが分かったという。
また、夏の空調と換気のタイミングについて、特にルールを設けていない企業では、「換気をするタイミングは難しい」と考えられていることが明らかとなった。
既に消灯や空調の設定など、電力の過剰使用対策をし尽くした総務担当者の悩みである「さらなる効果的な節電」への取り組みは、適切な換気のタイミングを図る方法を検討してみることかもしれないとのことだ。
■調査概要
調査概要:総務担当の夏の電力不足に対する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月30日〜同年7月1日
有効回答:大企業(従業員数1,000名以上)の総務担当者110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
<参考>
出典元:『みんなエアー』
<夏の電力不足に対する緊急意識調査>夏の電力不足に対し、78.2%の大企業が節電対策を予定約6割の総務担当者が「空調設定温度のルール化」を検討