千葉県とカインズ、「災害時の物資供給等に関する協定」を締結 防災への取り組みも共同で検討

カインズは、2022年7月15日に千葉県と「災害時の物資供給等に関する協定」を締結したことを発表した。

千葉県とカインズ、「災害時の物資供給等に関する協定」を締結

同協定は、千葉県とカインズが、地震・風水害その他災害発生時に被災住民等を救助するための物資の調達および、供給等について定めたものとしている。

千葉県は、東日本大震災や令和元年房総半島台風など、大規模災害を経験しており、県民等への防災研修の実施や防災ポータルサイトでの情報発信など、防災に対する様々な取り組みを実施している。

なおカインズは、災害時に生活物資が必要になる場合は、千葉県の要請に応じて、千葉県内の東金物流センターをはじめとする同社の物流拠点から、防水シート、石鹸・歯ブラシ等の日用品、おむつ、生理用品などの衛生用品、飲料水・粉ミルクなど、災害時の応急対策に必要な物資を供給。

さらに、千葉県近隣地域の店舗からも状況に応じて物資を供給し、避難生活をサポートするとのことだ。

また、同協定には、災害時における物資の供給のほかに、「災害応急対策や予防啓発などでの協力した取り組みを検討するとともに、平常時から物資の供給等についての情報交換を行い、災害時に備える」という項目が追記されており、カインズと千葉県は今後、協力して防災への取り組みを検討していくという。

カインズは、2021年10月に同社が策定した「くみまち」構想において、防災・災害対策を、日本の地域やくらしが抱える様々な課題を分類した「くみまち15の共創価値領域」の1つとして位置付け、災害関連の協定を締結するなど、全国の自治体と様々な取り組みを進めている。

2022年6月時点で、カインズは千葉県内に18店舗を出店しており、県内の各自治体とも災害関連の協定を締結。今回の千葉県との協定を含めると、カインズが全国の自治体等と締結する災害関連の協定数は211となるという。

カインズは今後も、それぞれの地域で防災や災害への取り組みを進め、「まちのライフライン」として安心なくらしの実現に貢献していくとのことだ。

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